福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は永平寺七十六世 秦 慧玉禅師の遷化された日です

2025-01-02 | 法話


今日は永平寺七十六世 秦 慧玉禅師の遷化された日です。以下ウキぺデア・永平寺ホームページ等に依ります。
師は幼少にして両親と別れ、品川天竜寺住職、秦慧芳の門に入り剃髮、其の後東京帝国大学・東北帝国大学で学び駒沢大学教授、永平寺七十六世 。清水寺大西良慶貫主の本葬大導師。昭和60年(1985)1月2日寂、90才。
昭和59年(1984)89歳の年頭 挨拶
「無事」 「昭和五十九年の年頭に当たりまして、皆様方の無事息災をお祈りいたします。 ・・・『好事も無きに如(し)かず』という禅語があります。簡単に言えば、よい事もない方がいいということです。よい事というと、逆に今度は悪い事と、対立した言葉です。好きと言えば嫌いということになる。無というと有に対するし、そういう有に対する無ではない。つまり障壁や、垣根をすっかり取ってしまったところを『無事』というのです。無事は消極的な意味ではありません。事件が無いということではなく、もっと大きく、心を大きくというか、何のわだかまりもなく無心になる。より積極的というか、何をやっても差しつかえのないだけの境地になろうとする事であります。無事であればよいというだけなら、事件を起こさないように、ただじっとして動かなければいい。しかし、それでは進歩がありません。もう一つ踏み越えて、次の段階を抜けるというふうにいきたいものです・・・」

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