中央本線は、東京から甲府、塩尻、中津川を経由して名古屋に至る長大な路線です。しかし、塩尻を境にして東と西では車両運用の面で大きく分断されていて、直通列車がないのが現状です。東京から甲府を経て塩尻に至る路線は「中央東線」といい、JR東日本の管轄で、首都圏と甲州、信州を結んでいます。一方、名古屋から木曽路を経て塩尻に至る路線を「中央西線」といい、JR東海の管轄で、中京圏と信州を結んでいます。これから7本目までは「中央西線」を扱います。
中央西線は、中京圏を旅行したときにしばしば通過している路線であり、少なからず駅を訪問しています。しかし、このカテゴリーで紹介するのは、2007年3月31日の旅と同年GWの旅の2つです。これから、2回にわたって、2007年3月31日の旅をご紹介します。
2007年春の「青春18」は、JR発足20周年ということもあって、8000円という特別価格に設定されていました。これから、最後の1回を利用して、木曽路の旅に出てみましょう。

旅の始まりは、もはや定番となってしまった、新津0時6分発のムーンライトえちごの新宿行き。この春は2週間おきにこれを利用したので、K1編成にも3回連続で利用したことになりました。酒は用意しませんですが、前日の疲れもあってよく寝れました。
新宿到着後、中央本線449T(201系T118編成)で高尾に進みます。

高尾到着後、速攻で427Mに乗り継ぎ、中央東線でひたすら松本方面に進みます。途中の甲府盆地では桜が満開でした。

高尾から3時間半で平田駅に到着です。3月18日開業の新駅ということで、中央西線の駅の訪問の前に途中下車します。こちらは東口です。幹線道路に面していて、飲食店が2軒あります。

一方、西口は一面の田んぼで、中央アルプスの山々がよく見えます。今はこんなにいい景色ですけど、数年後にはどうなることやら。
10時25分発の1828M(3分遅れ)でいよいよ中央西線に進出です。313系B313編成で、車内は観光客を中心に混雑していました。


木曽平沢は漆器の町ですが、この通りにはほとんど人通りがありません。
木曽平沢で55分滞在したあと、829M(115系N16編成)で洗馬を訪問します。


洗馬で34分滞在した後、1828M(313系B313編成)で贄川へ南下します。



贄川での下車時間はたったの38分でしたが、贄川関所もしっかり観光しました。
贄川の次の下車駅は日出塩です。
つづく