鹿児島本線は、門司港から博多、熊本と経由して鹿児島まで結ぶ九州の大動脈であるが、九州新幹線の部分開業によって、八代から川内まで肥薩おれんじ鉄道に移管されて断ち切られた格好となっている。八代から先が特急列車が消滅したといっても、新八代から小倉までは特急の大動脈となっていて、貨物列車も鹿児島まで通っている。
鹿児島本線の駅巡りは、九州新幹線の部分開業によって最も本数が少ない区間が断ち切られたことにより、劇的に易化している。とはいえ、90駅も存在する。今回は、2006年師走の鹿児島県内と熊本県内の駅巡りについて紹介しよう。
実行したのは2006年12月22日(金)~24日(日)で、金曜日は年休を利用している。行きは、東京までMLえちごを利用した後に、羽田から鹿児島までは日航機を利用している。帰りは、博多からML九州を利用し、新大阪から普通列車を乗り継いで新津まで帰還している。新津から「きたぐに」「のぞみ」「つばめ」を利用して川内まで鉄道利用でもプランは変化しないが、「青春18」の効力を生かしたいのと、日航のマイレージを久々に貯めたかった等の理由で、あえてMLえちご+航空機を選択したのである。
新津0時6分発のMLえちご(K1編成)で新宿まで眠っていく。
新宿到着後、山手線外回り電車(400G)で品川に行き、「青春18」に日付印を入れてもらった後、京浜急行でいざ羽田空港へ。朝がゆを食べ、自動チェックイン機にかければ、もう搭乗手続きは完了。JL1863便は8時5分発なので、あとは暇だ。
JL1863便は、ボーイング777-200型の鶴丸機(JA8985)。8時12分ころ出発。愛知県まで東海道を辿った後、潮岬を経由してあとは海上を飛行する。
日南海岸の上空にさしかかるとディセント。
10時15分に鹿児島空港に着陸し、急ぎ足で10時30分発の特急バスに乗り換える。初めて通過するルートではあったが、睡眠を補う格好となる。
11時40分に川内駅に到着。
昼食をとった後、鹿児島線駅巡り開始。2階に上がって改札口に入るが、正面に進むと新幹線の改札で、在来線の改札は、その右に申し訳程度に設けられている。在来線ホームに下れば、高校生が多数。沿線の高校は終業式のようだ。彼らと共に、12時22分発の2447M(817系V6編成)に乗車する。
6分の乗車で木場茶屋に下車。国道沿いの無人駅で、付近にはサンクスやビデオ屋があり、結構賑やか。
39分の滞在で、2440M(817系V5編成)で1駅北上。木場茶屋での乗車が私1人だけだったのが災いし、車中の高校生から総スカンクを食らった。(録音機材を持っているからなおさらだろ)
隈之城駅は、この日訪問した唯一の趣ある木造駅舎。れいめい高校の最寄り駅ということで、高校生の海の中で2449Mを待つことに。
2449Mに揺られること13分、市来で途中下車。一応待避線のある駅だが、今は使われていない模様。
2442M(817系V6編成)で1駅戻り、串木野の降り立つと、何と仮駅舎ではあるまいか12月9日に改札が変更され、以前あった木造駅舎は、訪問時までに取り壊されたようだ。(現在は、黒系の新駅舎となっている)
串木野は、さつま揚げ発祥の地で、かつおラーメンが名物のようだが、リサーチ不足&日航機利用がたたって、またの機会ということで。(次は何時なんだよ)
つづく