荒尾で鹿児島線駅巡りを一旦終えて、快速ムーンライト九州で眠れぬ一夜を過ごし、2006年12月24日の朝を迎えた。電子音のハイケンスが鳴り、定刻6時49分に新大阪に到着した。ムコソへの回送を見届け、7時ちょうど発の706K(223系W26編成+V4編成)で東へ向かったのであった。車内はそれほど混雑していない。
1時間で栗東に到着。1991年3月16日開業の、面白い形をした橋上駅舎。新設駅ということでホームは対向式である。
17分の滞在の後、708K(223系W27編成+V38編成)にて東へ進んだのであった。
わずか3分の乗車で守山に到着。2面3線の橋上駅舎。左側の茶色い建物は、平成14年に完成したコミュニティーセンターであり、駅舎と直結している。ただ、橋上駅舎自体は以前からある。右側にあるハートインからは1番のりばに通じる改札が存在する。
8時33分発の710K(211系B2編成+B9編成)で守山を後にし、7月に下車した野洲をスルーした。
8時41分に篠原に到着。開業時からの木造モルタル駅舎が残る。ホームは対向式。下車時間が31分あるので、上下線の入線音を録音した。
9時12分発の722T(223系V46編成+W7編成)に乗り込んで、そのまま米原に向かったのであったが…。
木造駅舎を見つけたので、稲枝で途中下車。ここもまた開業当時からの駅舎で感激した。ホームは対面式。
19分の途中下車の後、9時46分発の724T(223系V33編成+W6編成)で米原に出た。4両目に乗車したので、米原では階段が近く、3210M(223系V7編成)への2分乗り継ぎに成功した。
10時28分に木ノ本に到着。新駅舎完成後初訪問ということで、最後の途中下車地に選定した。ご覧の通り、駅前広場はこの時点ではまだ未完成であった。尚、昭和11年築の旧駅舎は、閉鎖されてはいたものの、取り壊されていなかった。
木ノ本では1時間の滞在時間をとっているので、北国街道の町並みをプチ観光。うだつの町並みでは昔懐かしい雰囲気を残していた。最後は浄信寺を訪問し、中の庭園も見てきた。
木ノ本11時27分発の3432M(223系V51編成)に乗車すると、いよいよ帰宅モード。近江塩津で26分待った後、湖西線経由の3224M(223系V18編成)で敦賀に出た。長浜・近江舞子以北へ直通する新快速電車は、8両編成は入ってこないのだろうか。
敦賀からは、福井、富山、直江津、長岡でそれぞれ乗り継ぎがあり、一気に新津に帰った。16時52分に富山を出る頃には、もう夜の帳が下りかけていた。前日の九州の日没は17時半頃だったので、富山県でさえ40~50分日の入りが早いということになる。新津に到着したのは、21時48分であった。翌日の勤務はきつかった。
師走の鹿児島線駅巡り おわり
参考サイト さいきの駅舎訪問
参考文献 「旅」2003年5月号