これより、2010年7月25日(日)の水郡線駅巡りの模様をお伝えします。夏の「青春18」の1回目ですが、プランミスによりやや不本意な乗り継ぎ旅となりました。
新津0時6分発の「快速ムーンライトえちご」で出発。24日夜に新潟のハードオフエコスタジアムでプロ野球のオールスターがあり、この日は満員御礼でした。尚、この日の8720Mは183系31編成でしたが、運用を終えた翌日からは天理臨などで奈良に顔を出していました。
「鉄道唱歌」が鳴り、定刻5時10分に新宿駅7番線に到着。山手線551G(E231系503編成)~埼京線551K(205系3編成)~東北本線525M(E231系U57編成+U517編成)~同1533M(211系A31編成+A24編成)と、ひたすら乗り継ぎます。
黒磯にて2129M(E721系P18編成+P24編成)に乗り継ぎ、ようやく今回の旅の入口へ。9時1分に新白河駅2番線に到着。
新白河で乗り継いだのは、9時15分発のJRバス(いわき22か531)。この路線といえば、昭和19年12月に廃止された白棚線。今尚現役だったなら「青春18」で乗れ、なおかつ駅巡りの対象にしてたでしょう。
途中でJRバス専用道路を走ります。路面状態は決して良くありませんでしたが、私にとって初めての刺激的な体験となりました。
殆どの乗客は磐城棚倉駅までで下車しましたが、私はある観光スポットに行くために棚倉郵便局前まで乗りました。
棚倉郵便局前バス停から歩いて2分、棚倉城址(亀ヶ城公園)に到着。入口には大ケヤキが聳え立っています。
ちょうど小学校の修学旅行と一緒になりました。ですが、折角なので一周します。
棚倉城は、丹波五郎左エ門長重が2代将軍・徳川秀忠の命により寛永2年(1604年)築城した平城です。以来、250年余にわたり城主14代と栄えましたが、慶応4年(1868年)6月に戊辰戦争の戦火で落城しました。現在は、外濠は桜の木で埋め尽くされており、いわば桜の名所となっています。また、3箇所の噴水が訪れる者を楽しませてくれます。
亀ヶ城公園から磐城棚倉駅に行く途中、秋葉神社でお参りします。
11時前に磐城棚倉駅に到着。典型的な国鉄後期様式の細長い駅舎です。トイレは右端。
11時になって中に居た小学生がほぼ掃けたので、内部をレポートします。みどりの窓口と本格的なおしらせくんがあり、窓口営業時間は7:10~18:40(休み4回)です。棚倉町の中心駅ということで、中には棚倉の名産品が展示されています。
城跡前のCoco!で購入した弁当でお昼にします。ところで、駅であの臨時列車(8325D、8326D)の運転日を確認したところ、この日は運転日から外れているのではあるまいか!これは完全なプランミスです。中豊と近津はまたの機会にしよう。しょうがない。
では、気を取り直して改札口をくぐり、跨線橋を渡ります。申し遅れましたが、磐城棚倉駅は交換可能駅で、島式ホームの1面2線に側線1本を有する構内です。貴重な列車である11時25分発の329D(キハE132-9+キハE131-9)に乗車しました。
11時36分に里白石駅に到着。片面ホーム1面のみの構内で、手前に100KPがあります。駅裏は水田地帯。
それでは駅舎撮影。平成10年3月築の簡易駅舎で無人駅です。この駅前の光景は絵になります。トイレは離れたところにあります。
次の列車まで大分時間が空くので、磐城石川駅を目指して歩きます。
つづく