しばらく中断を挟みましたが、気仙沼線駅巡りを再開します。
前回の模様はこちら
前谷地駅から快速南三陸1号に乗車し、海沿いの駅を目指しました。
のの岳駅を通過して間もなく、旧迫川を渡りました。長閑な景色ですけど、近くに橋はありません。
続いて、迫川を渡りました。間もなく、陸前豊里駅に到着。
その後、登米市を経て南三陸町に入りました。今思えば、えらい所に踏み入れてしまったなと。
10時13分に志津川駅に到着。当駅折り返しが設定されていませんが、2面3線+保線用側線1本の構内でした。こんな気持ちのいい青空が広がっていたんですけど、6日後にはあの大津波でこのホームも水没したのだろうか。
地下道を通って、駅舎に入りました。委託ながらも窓口があり、営業時間は7:50~18:45(休み4回)でした。待合スペースが2箇所もあり、気仙沼側には売店が併設されていました。ここで南三陸町のパンフを貰いましたが、「Please 南三陸時間旅行。」というタイトルだった事は何とも皮肉です。
それでは駅舎撮影。国鉄後期型の平屋の駅舎で、近年にリニューアルされていました。屋根がサンドベージュになっていました。地下道が「1976.2」で、この駅も昭和52年12月の開業でした。トイレは改札の中にありました。皆様も御存知の通り、志津川の町並みと共にこの駅舎も流失してしまいました。
快速通過駅である陸前戸倉駅を目指して歩きました。駅前には商店街が軒を連ねていましたが、今思えば記録しておけばよかったな。尚、徒歩3分の所にウジエがあり、近くにはサンポートもありました。
商店街を抜けて間もなく、古い道標がありました。このあたりは旧志津川町の中心部で、ほどなくR45に入りました。
水尻橋の交差点を左折して、松原公園に寄り道。そこにはC58 16が保存されていました。
その向かいにはモアイ像とコンドルの碑。チリ地震津波災害復興30周年となる平成2年に、チリ共和国から友好の証として贈られて建立されました。志津川モアイ化計画なるものも進められていたようです。
松原公園は志津川公民館と総合グラウンドに囲まれて位置し、子供達のテリトリーとなっていました。よって、早々にR45に復帰し、水尻川を渡りました。
一山越えると、三陸の海が目の前に。自分の足で辿り着いた海は矢張り格別です。
歩道のある山側を10分ほど歩くと、とある駐車場に到着。ここでしばし海を眺めました。ちょうど、大漁旗を掲げた漁船が入港するところでした。
つづく
参考サイト さいきの駅舎訪問