クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

2011年春の「青春18」解禁乗り継ぎ(その6)

2011-05-17 23:24:26 | 北東北地区

先日は失礼しました。気仙沼線駅巡りに戻りましょう。


前回はこちら



御岳堂駅を出て5分くらい、気仙沼線の線路をオーバークロスして線路の右側の集落へ。田んぼの向こうには旧北上川が流れています。



更に5分ちょっと歩くと、赤生津要害館跡。陸前豊里までの道のりも見所が多そうです。月の和館とも関係があるのではないか。



それに隣接して、曹洞宗の寺院である月輪山香林寺。葛西氏の支族、月の輪氏の菩提寺です。家の宗教ではないですが、一応お参りしてきました。



順序が逆になりますが、山門も紹介します。天正12年(1584年)の開基の時に、月の和館の東門を移設したと伝えられています。門の形状からして、城門の遺構とみなされています。妻面も門の架構をそのまま示し、下方の大虹梁の上に一対のかえる股を配し上方に二重目の虹梁を渡し、その中央に大瓶束を置いて棟木を支えています。正面の彫刻に記された唐草文、頭貫木鼻の絵様、虹梁に施された渦文など、様式的には室町末期の特徴を備え、技法も堅実で、意匠的に優れています。中世建築遺構として貴重な存在で、昭和47年に宮城県の重要文化財に指定されています。



香林寺から集落道を歩くこと20分、豊里地区県営ため池等整備事業完工記念碑に出会いました。今でこそ農村地帯ですが、ここに至るまでの道のりには先人達の血のにじむ努力があったのですね。



間もなくして、再び気仙沼線をオーバークロスしました。眼下には豊里病院と「スマイルとよさと」があります。



とある農道との交差点を右折すると、あとは住宅地を進むのみ。新しい住宅が多く中、ボロボロの納屋も見ることが出来ました。


御岳堂駅を出て1時間余り、小中一貫校の向かいにあるローソンで缶コーヒーを購入。その後、でんきタウンを右折すれば、陸前豊里駅に到着しました。尚、駅前には佐藤病院があります。



それでは駅舎撮影。平成15年4月にオープンした「産直がんばる館」で、中では農産物やアイスなどが販売されており、お茶することも出来ます。レジで乗車券も販売されているので、さすがに内部の撮影を見合わせました。営業時間は8:00~18:00です。券売機が無いので、それ以外の時間帯は乗車券は車掌などから購入することになります。尚、トイレはドアの右側です。



跨線橋を渡ってホームに上がりました。駅裏は運動公園になっています。サッカー場だと思われます。



そろそろ出発の時間となりました。申し遅れましたが、陸前豊里駅は交換可能駅で、島式ホーム1面2線の構内です。16時5分発の2945Dに乗車し、この日最後の訪問駅へと向かいました。


つづく


参考サイト   さいきの駅舎訪問


コメント
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