中央本線駅巡りの途中ですが、12月16日に衝撃的なプレリリースが出たので書かせてもらいます。
こんどの3月17日のダイヤ改正において、「日本海」に続いて「きたぐに」までもが臨時列車化されるということです。その代わり、新潟着の「きたぐに」のスジには、全車指定席の「おはよう信越」(直江津~新潟)が走ります。京都の583系も10両編成3編成のみに絞られたので、矢張りだなと思うと同時に寂しい気持ちになります。
そもそも、急行きたぐにはどんな列車なのか。急行きたぐに号は、新潟と大阪を北陸本線経由で結ぶ急行列車です。上りは新潟を22時58分に出発し、大阪には6時49分に到着します。下りは大阪を23時27分に出発し、新津から快速列車となって新潟には8時29分に到着します。10両編成の場合、自由席は1~4号車、3段式B寝台は5、8~10号車、グリーン車は6号車、A寝台は7号車とバラエティーに富んだ編成です。昭和43年10月から走り始め、昭和57年11月に一旦ブルトレ化されましたが、昭和60年3月より現行の583系となっています。
なぜ、「日本海」に続いて「きたぐに」までも臨時列車化されるのか。最近の乗車率が28%(毎日新聞 2011年12月16日)と低迷しているのも大きな要因ですが、むしろ京都の583系がそろそろ耐用年数に達するのが最大の要因だと思います。今時、5250円払ってまで天井の高さが68㎝しかない上段の寝台に乗る者はそういないでしょう。新潟の若年層の多くは、関西に移動する場合、「きたぐに」の自由席よりも若干安い「おけさ号」を利用します。JR東日本とJR西日本の会社間業務の煩雑さもさることながら、「きたぐに」廃止の影響が軽微だと判断したのでしょう。新潟駅や鳥原バス停、三条燕IC近くに暮らす人にとっては便利なもの、それ以外の沿線に暮らす者にとっては関西が遠くなってしまいました。
最後の、最近の「きたぐに」の動向を御覧下さい。
2011年11月3日。「きたぐに」は新潟に到着した後、485系R28編成の「いなほ1号」と並びました。
「いなほ1号」が発車した後、当日充当された583系B04編成が姿を現しました。8時45分頃に回送されました。
2011年11月13日。新津駅にて。当日は583系B06編成が充当されました。この駅から自由席に乗車される用務客が多いですね。急行券を入手して自由席に乗る客は少ないですね。
新潟到着後、485系R27編成の「いなほ1号」と並びました。この時期から撮影される「同業者」が多いです。
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