新潟県内の駅舎改築情報をお伝えします。
現在、新潟県内で改築工事が行われているのは2駅。1駅目は小針駅で、後日、耐震改修工事関係の記事でお伝えする予定です。で、今回お伝えするのは、羽越本線の中条駅です。
中条駅は、新津駅から数えて9駅目にあたり、胎内市の中心駅ということで「いなほ」も停車します。昭和42年2月築の国鉄後期型駅舎でした。橋上駅舎に改築のため昨年12月3日より仮駅舎となり、乗降位置が村上方に移されました。
実際に訪問したのは2017年6月19日(月)でしたが、UPの機会を逸してしまいこの時期のレポートとなりました。ご了承下さい。
中条駅へは927Mでアプローチ。1番線にキハE120系の回送が止まっていましたが、2面3線の構内です。
ふと新発田方を見ると、何やら仮囲いが設置されてました
それでは駅舎撮影。旧駅舎に負けず劣らずの細長い仮駅舎です。
では駅舎の中へ。3台の自動改札の右手に「みどりの窓口」があり、営業時間は6:50~18:45です。
その左手には待合室。20人分座れるようになっており、テレビが付いています。
改札をくぐって右手にはトイレ。仮駅舎ということで、男子の大便器2つなどと、可也小ぶりになっています。
駅舎の前にはアーケードが。その右手には仮囲いが!
その内部では、クレーン車などが忙しく動いていました。新駅舎となるところですね。
で、駅前に出ると板額御前の銅像が。
ふと駅前を見ると、會津八一ゆかりの地ということで、大正ロマンをイメージした街並みに作り変えられようとしていました。
最後に、完成予想図を。冒頭に登場したキハE120系をイメージしたようなカラーリングとなる見込みです。改札が2Fに設けられ、東西階下に其々トイレが設けられることになっています。
中条駅の改築工事の模様は以上です。来年7月の橋上駅舎化に向けてまっしぐらといったところです。
ところで、中条駅の西方を見てみると中条中央病院があります。今回の橋上駅舎化は、この医療機関の利用者の利便性を図ったものという見方があります。しかし、駅裏の新興住宅地が発展したということで、水澤化学工業の側線廃止ということも相俟って、一気に機運が高まったといえます。日本の住宅事情が新築至上主義ということで、雇用のある所では年を追うごとに新興住宅地が増加し、駅裏が発展している地上駅舎は橋上駅舎化への流れに乗る運命にあります。
さて、2017年も8月を迎え、「18きっぱー」にとって格好の旅シーズンになってきました。よって次は、2016年8月の乗り継ぎ旅をお伝えします。