クハ481-103の駅巡り旅のページ

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2年間の冬眠前に陸羽西線を・後編(その5)

2022-05-23 18:12:39 | 羽越本線

前回の記事で反映出来なかったですが、いすみ鉄道から残念なニュースが入っています。2013年から「急行」の一員として同社ののエース格を担ってきた「キハ28 2346」が、11月27日をもって定期運用から離脱することになったのです。「レストラン列車」での運行も来年2月上旬に終えるということです。全般検査の時期を迎えたとはいえ、冷房用エンジンも駆動用エンジンも老朽化してスペアパーツが枯渇しており、メンテナンスの費用が同社の収入を上回る見込みだということから、断腸の思いだったとのことです。尚、「キハ28 2346」の廃車後の処遇は未定ということで。兎にも角にも、現役のキハ58系はこれにてゼロとなります。


その4はこちら


速攻で改札をくぐり、11時45分発の222M(701系N32編成)で酒田駅を出発。



11時56分に北余目駅に到着。対面式ホーム2面2線の構内です。



それでは駅舎撮影。昭和39年1月築の待合所です。トイレはありません。



では駅舎の中へ。木製のベンチと乗車駅証明書発行機が設えられています。



時刻表を。羽越本線は上り下りとも12本ずつでした。陸羽西線は、今のバス転換をほのめかすかのように、上り4本、下り3本に減少してました。



68分の滞在時間で周辺散策。県道360号に出て5分ほど、例の豚舎に差し掛かりましたでも、「関係者以外立入禁止」になってますね。



例の最上川橋梁が見えてくると、羽越本線列車事故の慰霊碑入口が



駅を出て12分、羽越本線脱線事故の慰霊施設に到着。駐車場が何台分か設けられています。



慰霊モニュメントに到着。折角なので、825Dと絡めてみました。で、この825D、今春のダイヤ改正から土休日に限り2連となりました。



5人の犠牲者名が記された碑の前で手を合わせてきました。2003年12月25日の19時14分頃、「いなほ14号」(485系R24編成)が最上川橋梁を通過中、ダウンバーストにあおられて脱線転覆し、前3両が豚舎に突っ込んだというものです。この大惨事は、現在の運転中止基準が定められる契機となりました。



慰霊施設の中へ。車座が開ける構造となっており、実際に講話が行われていたりします。開放されていたので、トイレを借りればよかったな。。



駐車場と慰霊施設の間には、トンボで遮られています。



そして、駐車場と例の豚舎の間も、トンボで遮られています。


話が変わりますが、阿武隈急行では保原〜梁川間が本日運転を開始しました。これで、阿武隈急行の運転区間は保原~槻木間となります。尚、被害の大きかった福島〜保原間の運転再開は来月下旬にずれ込むということで。


つづく


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