映画の面白さの典型的なものでした。
見る前は、あらすじや解説などを全然読まずに、題名とポスターのみで映画館に行きました。
「ナイト・ミュージアム」で直訳すると「夜の博物館」、つまり夜になると博物館のはく製や展示物が動き出すというものです。
きっとドラマチックでシリアスなもので冒険的だろうと見る前は想像していました。が完全な喜劇でマンガチックなものに仕上がっていました。
確かに夜の博物館で陳列物が動き出すことには想像通りですが、その動きはドタバタで、冒険には程遠く、おもちゃの兵隊さんやガリバー的で、端的にいっておもちゃ箱をひっくり返したようという方が適切ではないでしょうか?
主人公のラリーは離婚していて現在失業中、息子のためにも就職を決意し、職業紹介所から自然史博物館の夜警の仕事を紹介されます。
最初の夜、陳列のはく製などが動き出し、テンテコマイの大騒動となりますが、翌夜にラリーは、陳列物のはく製の動物やフン族の酋長、ローマ帝国の初代皇帝、ルーズーベルト大統領などの特徴や弱点を調べて、手なずけてゆきます。
手に汗を握ることもなく、と言って大笑いすることもなく、チョット拍子抜けな内容でしたが、映画の面白さ、映画ならではの想定でした。
但し、 少しアメリカの歴史上の人物なども知っておく必要があるようです。