今年に入って、特に中国のチベット問題に端を発して、人権という言葉がよく聞かれるようになりましたが、最近はトンと聞かれなくなりました。
どこの世界も都合のよい時だけ、ヤイノヤイノといいますが、一つ熱が覚めるとまったく音沙汰がなくなります。
「世界人権宣言」は1948年、国連総会で採択されたのですが、起草委員会には米英に中国、ソ連も入っており、その賛成国にはアメリカも中国も入っていますが、(ソ連は棄権)、それらの多くの国がこの約束を守らないのが問題なのです。
「人権は、すべての人間が生まれながらに等しく有している基本的権利」で、国連はその目的として、国連憲章第1条において、「人種、性、言語、または宗教による差別なく、すべての者のために、人権及び基本的自由を尊重するように助長奨励することについて、国際協力を達成すること」と掲げていますが・・・・・
この宣言には、法的拘束力を持たなかったため、人権保障を法制化するために1966年に採択されたのが「国際人権規約」ですが・・・・
「夏の思い出」 F8号
これもまた、残念ながら、国連は強制執行力を持たないため、骨なしになっているのが実情です。
加盟国への内政不干渉が原則なので、非難決議と難民救済などの平和維持活動しかできません。
「人道的介入」という手もあるのですが、そこまで入り込んだことが双方とその同盟国の利害関係のため出来ていません。
国連そのもの自体が弱体化されている今、国連分担金が世界2位をかざして常任理事国をねらう日本は、もっと世界に向けて独自の考えを発信しなくては、その資格が認められないのではないでしょうか?
書いてあることは立派なのですが、それを実行出来なければ絵に描いた餅です。
それも世間(世界の一般庶民)やマスコミがもっと真剣に声を上げれるようにしなくてはならないのですが、どうも僕自身とおなじで「熱しやすく冷めやすい」性格が禍しているようです。