あらゆる方面から期待されている「阪神なんば線」ですが、果たして、思惑どおりに行くのでしょうか?
前回は、阪神・近鉄の沿線にある学校について書いたのですが、今日は、甲子園球場と京セラドームの期待について書いてみました。
米大リーグのヤンキースとメッツは、共にニューヨークを拠点とし、お互いの球場を地下鉄で行き来できるため、「サブウェイ・シリーズ」と呼ばれ、盛り上がっています。
阪神なんば線は、阪神タイガースとオリックス・バフアローズも鉄道で繋がりますが、盛り上がるためには、両チームが揃ってリーグ優勝しなくてはならないでしょう。
リニュアル工事が進む甲子園球場 新しい照明塔 点灯テスト
両球場とも、奈良方面の集客をもくろんでいます。
特に阪神の場合、公式ファンクラブ会員のうち、奈良県民会員は、全体の3.5%しかなく、東京都民の5%よりも少なく、営業戦略上、奈良が弱点となっているようです。
大阪ドームでは、草野球の体験や結婚式なども出来るイベントがあります。
開通後のダイヤでは、甲子園から近鉄奈良までの最終電車が午後11時21分発になり、奈良方面のファンは最後まで試合を楽しむ機会が増やしています。
同時に、オリックスも奈良が重要市場として、奈良県内に在住または通勤通学する人を、通常1700~2400円の自由席を500円で優待する「奈良県民デー」を増やすようです。