今年も、トラの交流戦は、大幅に負け越しました。
9勝15敗、1回あたりの得点率と失点率の差でかろうじて最下位を免れたが、実質、勝率では最下位。
それも甲子園でたったの3勝しか出来ず、地の利が生かせずに甲子園での指名打者を上手く使えなかった。
交流戦の最後の3連敗が、この交流戦を象徴した戦い方で、特に昨年も4連敗している楽天に策もなくコロリと負け、左右のエースを立てながら後味の悪い連敗で締めくくってしまいました。
今年のルーキーから救世主は出るのか
では、交流戦の実績は、どのような内容だったのか、下記の通り調べてみました。
交流戦前(44試合) 交流戦後(68試合) 交流戦 (24試合)
勝 敗 数 25勝19敗 34勝34敗 9勝15敗
勝 率 0.258 0.50 0.375
順 位 せ・リーグ3位 交流戦 11位
首位との差 3.0 5.5 〃 7
貯 金 6 0 〃 ー6
打 率 0.272 0.263 0.247
防 御 率 3.95 4.05 4.24
得 点 数 206(4.68) 293(4.3) 87(3.6)
失 点 数 190(4.32) 306(4.5) 116(4.8)
本塁打数 32(0.72) 44(0.647) 12(0.5)
盗 塁 数 22(0.5) 33(0.485) 11(0.46)
( )内 1試合当たりの実績
交流戦24試合の実績は、どの項目をとっても、悪い内容になっています。
チャンスに打てない打撃陣、踏ん張りきれない投手陣、これは、個々のモチベーションの問題なのでしょうか、それとも采配の不備からくるほころびなのでしょうか?
特に、初戦を落とすという試合展開を考えるとその試合だけではなく、その後の試合に影響を与えているようです。
初戦を何回も落とすような事態になれば、もっと大胆なことが出来ないのでしょうか?
同じことの繰り返しでは、結果も同じようになってしまいます。
特に投手陣の崩壊が目にあまります。
得点数を上回る失点数では、勝てません。
先発投手に勝ち星がつかない試合が多く、救援陣も持ちこたえられない場面がシバシバ見受けられます。
交流戦の序盤、不振だった広島は、後半に持ち直しました。
やはり、投手陣の復調が、好転した要因だとおもいます。
タイガースもここにきて、また3Aから建山と契約したようです。
確かに、投手陣のテコ入れとして、補強?するのは良いのですが、若手は一体どうしたのでしょうか?
何時までも、安藤、福原、加藤に頼っているようでは、タイガースの明日はありません。
若手育成をあきらめたわけではないでしょうが、どうも安易な方向に流れているように思われます。
打撃陣もせっかく若手が芽を出そうとしている状態であり、ここにも采配の妙を発揮してほしいものです。
掛布DCの効果が表れるのはこれからでしょうか?
森田や伊藤隼の台頭が待たれます。