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阪急電車あれこれ ⑪ ー沿線の由来② 嵐山-

2016年08月10日 20時07分03秒 | 鉄道のよもやま話

            上記、タイトルの写真は、嵐山で、昨年11月16日に撮影したものです。

嵐山が観光名所として親しまれた歴史は古く、平安時代から紅葉の名所として知られたようです。

阪急嵐山駅を降りると、桂川や渡月橋、その渡月橋を渡れば清涼寺や大覚寺など由緒のある寺があります。
現在、嵐山は観光の名所と言われていますが、その嵐山とは標高375㍍の山のみを指しているのですが、名所が多く点在しているところは嵯峨野なのです。

  
  上の地図は、嵐山・嵯峨野                  竹林の道
        下の地図は、嵐山周辺と言われる辺り

  

そもそも「嵐山」といわれる語源は何なのでしょうか・・・
語感からして、雷や豪雨などの風雨の激しい天災を連想させます。
しかし、地名の語源は、天候とは関係がないようです。

  
   渡月橋                阪急 嵐山駅 

地名の由来は、「日本書紀」に記された「歌荒棲田」という地名に基づくのだそうです。
「歌」は、平安京の都が置かれた葛野郡宇太村から、「荒棲」は荒れ果てたという意味で、「田」は、ここの場合水田ではなく場所という意味です。

やがて、地名の対象が、山や川へと広がり、「荒れた洲にある山」からいつしか「嵐山」に転じたのではないかと言われています。

今は、京都になくてはならない観光名所の一つとなっています。