上記、タイトルの写真は、嵐山で、昨年11月16日に撮影したものです。
嵐山が観光名所として親しまれた歴史は古く、平安時代から紅葉の名所として知られたようです。
阪急嵐山駅を降りると、桂川や渡月橋、その渡月橋を渡れば清涼寺や大覚寺など由緒のある寺があります。
現在、嵐山は観光の名所と言われていますが、その嵐山とは標高375㍍の山のみを指しているのですが、名所が多く点在しているところは嵯峨野なのです。
上の地図は、嵐山・嵯峨野 竹林の道
下の地図は、嵐山周辺と言われる辺り
そもそも「嵐山」といわれる語源は何なのでしょうか・・・
語感からして、雷や豪雨などの風雨の激しい天災を連想させます。
しかし、地名の語源は、天候とは関係がないようです。
渡月橋 阪急 嵐山駅
地名の由来は、「日本書紀」に記された「歌荒棲田」という地名に基づくのだそうです。
「歌」は、平安京の都が置かれた葛野郡宇太村から、「荒棲」は荒れ果てたという意味で、「田」は、ここの場合水田ではなく場所という意味です。
やがて、地名の対象が、山や川へと広がり、「荒れた洲にある山」からいつしか「嵐山」に転じたのではないかと言われています。
今は、京都になくてはならない観光名所の一つとなっています。