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阪急電車あれこれ ⑩ ー沿線の由来① 昆陽池-

2016年08月04日 15時40分18秒 | 鉄道のよもやま話

直接 鉄道に関係はありませんが、阪急沿線について2,3あれこれ述べてみます。
               上記カバー写真は、昆陽池の白鳥 (2008年10月 撮影)

阪急神戸線の塚口駅から伊丹線が北に延びてその終点が伊丹駅です。
当初、伊丹線を造る計画はなかったのですが、伊丹市民からの熱い要望で「1920年(大正9年)に開業しました。

その伊丹駅から伊丹市営バスで約20分のところに昆陽池(こやいけ)があります。
ここは関西屈指の野鳥の楽園、昆陽池公園があり、この池には、日本地図を描いた島が浮かんでいます。
伊丹空港からの飛行機から見ることが出来ます。

  
 空から見た昆陽池 池の中に日本列島が・・・池の向こうに昆虫館が見えます。

 


昆陽池ガイド・・・
http://koyaike.hotcom-web.com/guide/



そもそも昆陽池を作ったのは、奈良時代の高僧・行基、「昆陽(こや)」とはもともとは「児屋」と言われていたのを行基が「昆陽」と名づけたため、現代にいたっているそうです。

交通の要所であるこの地にお寺(昆陽寺)を建立するためには、あまりにも荒れ地であったために、近くに池を造ることが動機でした。

 昆陽寺については下記・・・http://www.city.itami.lg.jp/ITAMI_BENRI/SISETU_KIKAN/REKISI/1392276424956.html

  
   昆陽寺 山門            山門から本堂を望む
 
  
                        春には本堂の前に梅が・・

平安時代には、平清盛が福原に遷都する前に候補地として検討されたとか、江戸時代には西国街道として宿駅が置かれ、いつの時代も重要視されてきました。

現在は、宝塚、京都、神戸方面への交通の要所で、昆陽池は、一部田んぼや畑も点在した中、住宅街に囲まれ、都市近郊風景が広がっています。