1試合も落とせない瀬戸際の、最後の最後に6連勝し、シーズン最後の試合143試合目に3位の広島をかわし、入れ替わって3位に滑り込みました。
9/30現在
最後の6連勝は、今から思えば、実に筋書き通りの思う通りの展開であったように思います。
まず、先発を早々とあきらめ、先制点があろうとなかろうと救援投手に短いイニングで凌ぎ、ゼロに押えることで攻撃陣の奮起をまち、結果的に短い継投で凌ぎ、少ない得点で勝ち進んでいきました。
6連勝の内、完封リレーの勝利は4試合。 中継ぎでガルシアが勝ったのが3試合、先発で勝ったのは西のみで2勝を挙げました。 後の1勝は青柳。
9月21日 先発 西 勝利投手 西 9月22日 先発 望月 勝利投手 ガルシア
9月24日 先発 青柳 勝利投手 ガルシア 9月28日 先発 西 勝利投手 西
9月29日 先発 メッセ 勝利投手 ガルシア 9月30日 先発 青柳 勝利投手 青柳
以上より、CSの計算できる先発投手は西か青柳くらいで、他の先発投手は3,4回まで無得点に押え、先制点を4回までにとるという今までの作戦をしてゆく以外にないと思われます。
何といっても中心となる4番バッターがおらず、ホームラン数が少なく、得点能力に劣っているのが大きな不安材料で、北条や近本、糸原、木浪、などの若手に頼らなくてはならないのが心配のタネです。
そこで、梅野、中谷や陽川の中堅の突然の爆発を期待しなくてはならないという、少々心持たないところにかすかな期待をするという実に不安定な打撃状態では、投手陣の踏ん張りで、空中戦を避け、コツコツと単打と足を絡めての得点を図ってゆかなくてはならないようです。
そのためには、エラー、それも記録に出ない判断ミスとかボーンヘッドは絶対避けなくてはなりません。
引退したメッセと今季でトラを退団する鳥谷 新人 安打数 159本の近本 新人王は・・
多くの評論家やメディアは、今の状態はリーグ内で1番強いのではないかと言っています。
しかし、この勝利は、実力の強さではなく、型にはまった戦いぶりが上手くいったということであったと思います。
従って、勢いは、いずれ下火になり、一つ歯車が狂うと・・・等のネガティブな考えではなく、ここまでくれば”儲けもの”という気持ちで、あの6連勝の時のように短期決戦で戦って欲しいものです。
ただ、最後に抜いた広島のためにも、DeNA、巨人を倒し、日本シリーズ進出を遂げることこそ、広島に対しても面目がたつというものです。 同時に甲子園球場で再び鳥谷のプレーが見れるというものです。
メッセ 最後の打者 大島を空振りの三振に 再び、トラのユニ姿を甲子園で見せられるか