リーグ戦は、最終6連勝で、最後の最後に広島を抜き、3位に滑り込み、奇跡の6連勝とも言われていました。
一つでも負けておれば4位でCSには進出出来ないところで崖っぷちで息を吹き返したということで奇跡と言われていたのですが・・・
前の当ブログで「奇跡が奇跡を生むか」と期待も半分あったのですが、巨人の奇襲に敗戦、終焉を向かえました。
まず、フアストステージでDeNAを2勝1敗とし、巨人の待つ東京ドームに乗り込んだのですが、打線が振るわず連敗し、ここでも崖っぷちに立たされました。
10/5 フアストステージ初戦
西 先発 6点差を逆転 北条の3ラン
10/6 フアストステージ2戦目 1勝1敗
先発 青柳 9回同点に追いつくもその裏サヨナラ負け
10/7 フアストステージ3戦目 2勝1敗 ファイナルへ
先発 高橋遥 適時打なし 代走植田の盗塁と犠牲フライで1点
フアイナルステージは、セ・リーグ優勝の巨人には1勝のアドバンテージがあり、その巨人に2敗し、ここでもトラは崖っぷちに立たされます。
阪神の誤算は、投手陣の崩壊でしょう・・・
まず、メッセンジャーの引退で先発陣の一角が崩れ、秋山、岩貞、ガルシアの不調、高橋遥、青柳など好投しても打線の援護がないということで崩れることが多くありました。
CSに入って、先発投手がおらず、その上、西が足親指の負傷も重なり、望月や高橋を先発にしなくてはならない苦しい投手回転を余儀なくされました。
ファイナル ステージ
10/9 2-5 巨人 快勝 先発 望月
10/10 0-6 トラ 完敗 先発 高橋遥
10/11 7-6 大山 決勝ホームラン 先発 青柳
5回 近本 満塁から走者一掃の3塁打
特に、10月11日 大山の決勝弾で勝利を収めた阪神に対し、巨人は、阪神が再び息を吹き返らないように10月12日 台風で中止順延 13日は両チームとも、絶対勝たなくてならないところでした。
10月13日の先発は、足を痛めている西です。
1-4 巨人の小技(送りバンドとセーフティバンド) 大技(ゲレーロの2ラン)
そう簡単に打てないと判断したのか、亀井のバンドでランナーを3塁に進め、2アウトで打席には丸が・・
その丸が、まさかまさかのセーフティバンドで勝利を収めました。
足を痛めている西の足元を狙った丸の果敢な挑戦が、西の1塁への送球が乱れ、5回の1点とあわせ2点目を挙げた。
7回にはゲレーロの2ランが出て、これで万事休しました。
やはり、巨人の短期決戦の経験深さが、質、量ともトラに勝っていました。
今年の阪神は、これで終わりましたが、それでもトラには来季につながるものがあるのでしょうか。
ルーキー二人、近本、木浪の活躍は、来季の楽しみの一つです。
北条も守備の安定度が増し、打撃にも磨きがかかることを期待したいです。
鳥谷が退団する来季に、彼の野球に対する姿勢をどれだけ選手が取り入れるかにかかっていると思います。
打撃コーチの濱中が打撃不振の責任をとって退団し、新たに打撃コーチに元中日の井上一樹氏が就任することになりました。
他に、新井2軍コーチが1軍に昇格、2軍は平田2軍監督の留任と平野1軍コーチが2軍の内野守備コーチに就任するようです。
投手陣も中継ぎの活躍は来季も継続されると思いますが、ジョンソンが時々休むのが気になります。
シーズンを通じて、本塁打が少なく、得点数もリーグ下位にあり、来季の課題は、得点能力の増強を図らなくてはなりません。
あとは、エースの確立と4番バッター特にホームランを30本ぐらいは打てる選手の固定化なくして優勝争いなどは出来ないと思います。
17日のドラフトもさることながら、FAや外国人の補強如何によってトラの躍進がかかっているといっても過言ではありません。