とうとう今年も2月に入り、あの新型インフルエンザから1年が過ぎました。
でも、まだ終息していません。
プロ野球もキャンプインしましたが、無観客となり、開幕は予定通り行われるのでしょうか・・
緊急事態宣言は何時解除されるのでしょうか・・そして、ワクチンは・・・オリンピックは・・・ 問題は山積しています。
この感染症との戦いは、人類の共通の課題であり、過去の戦いはどうだったのでしょうか・・・
人類は、紀元前から感染症と戦った来ました。
感染症をもたらす病原体や対処方法が分かってきたのは19世紀後半になってからで、その後は感染症による死亡者は激減しました。
しかし、1970年頃より、新しい感染症である「新興感染症」や一時減少したものが再び出現した「再興感染症」が問題となっています。
紀元前ではエジプトのミイラからも天然痘の痕跡がみられ、6世紀には日本でも流行しました。
その後15世紀、コロンブスの新大陸上陸により、アメリカ大陸で大流行しました。
540年頃にはペストがヨーロッパで流行し、14世紀には「黒死病」とも呼ばれ再流行しました。
その後、新型インフルエンザとして1918年には「スペインかぜ」、1957年には「アジアかぜ」、1968年の「香港かぜ」、2009年の「A/M1N1」
また新興感染症として1982年の「エイズHIV」1996年の「プリオン病」、1997年の「高病原性鳥インフルエンザ」、2002年の「SARS」
再興感染病としては、「結核」「マラリア」など紀元前から現代に至るまで出現しており、多くの感染者や死者が出ています。
次回は、これら人類を脅かす感染症のパンデミック(世界的大流行)は、どのようにして人類は戦ってきたのか、少々述べてみます。
この記事は、大幸薬品の健康情報を参照しました