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人類の感染症のパンデミンクとの闘い -その2-

2021年02月13日 19時09分56秒 | 独り言・社会・ニュース

感染症は文明と切り離すことができない副作用だそうです。
つまり、多くの人間が密集して暮らす”都市化”、そして遠い地域や国との交流を持つ”グローバル化”という要素が、感染症の拡大被害という副作用をもたらすということなのです。

感染症に限らず、人類は自然災害が、それも人為災害といわれる被害が増大しています
それも二次的な被害も益々増大化し、同様に感染症の病原体もいつの間にか、人為的災害となり、増大化してきているのです。

感染症の歴史は、文明の成立するころから始まっており、紀元前3500年頃には既に都市化が始まっており、グローバル化という文明の要素も存在していました。

このことは、エジプトのミイラに天然痘や結核などの感染症の痕跡が残されていることからも分かります。

          

細菌学が成立するまで、特効薬もなく原因はわからず、当時の人達は、有毒な粒子や瘴気(ガス)などに接触して体内に入ることで病気が起こると考えられていました。

1800年代になると細菌学が成立し、ペスト菌が発見され、ネズミとノミが媒介することが突き止められました。
これが人類が感染症と戦うための画期的な出来事で、その後、人類は感染症と戦う武器を次第に増やしてゆきます。

まず、1700年代後半には、イギリスの医師ジェンナーによって発見された天然痘の予防法”種痘”です。
1800年代には、動物に抗体をつくらせ、その血清を体内に入れる血清療法が開発されました。
 

 

1920年代には最初の抗生物質”ペニシリン”が発見され、製剤が開発され、以降、40年代の結核の”ストレプトマイシン”などの抗生物質の薬が開発されました。

感染症の封じ込めは、インフラの整備もあります。
コレラの感染源は、汚染された水で、下水道の整備は、予防に有効で、その後コレラのまん延が収まったという歴史があります。

                 次回は、スペイン風邪以降の状況について述べます。