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鉄道は、正確が当たり前!!-その4-

2005年08月20日 09時32分51秒 | 鉄道は正確が当たり前!!
昨日の虎は、徹底的に負けました。これだけ負ければ、案外悔いは残らないでしよう。負け惜しみかなぁ・・・

昨日の続きです。
明治政府は、この”陸蒸気”を明治政府の偉大さの表現手段として、中央集権体制の手段として利用しました。つまり富国強兵や文明開化とうまく結びつけ明治政府のPR戦略として巧妙にした仕立て挙げました。

それでも、一般国民にとっては、鉄道開通前と後では、技術だけではなく、社会の仕組みにも、庶民の生活感覚の上においても、大きなギャップがありました。

特にこれと言う資源もなく、国土も狭く、ヨーロッパ諸国に比べれば庶民の暮らしも楽ではない状態でこのように鉄道技術の向上や関心に深くなったのは、これも、江戸時代にかなりのものが準備されていたことがあります
これが、その違いの2点目です。

又江戸時代に戻りますが、当時から藩校や寺子屋などの教育の場があり、識学率も高く独自の幕藩体制が機能しており、税の徴収などを通じ農村にも庄屋を中心とした自主的な管理能力があり、和算と言う独特の数学の発達や築城等による土木技も高く、高度な市場経済の仕組みあったことなどが、挙げられます。

鉄道を運行する技術は総合的です。

こういう環境が、鉄道以前に日本の社会に備わっていたことが、鉄道技術の普及に役たったに違いありません。

しかし、それだけが、直ちに正確な鉄道の出現するということでは、勿論ありません。

今日の写真は、弁慶号です。

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