10月3日の記事で心臓移植手術を希望している埼玉県さいたま市在住、長岡りくくんのことを書きましたが、もう一人東京に心臓移植手術を希望している子供がいることが分かりました。
その子は小金井市に住んでいる上原旺典(うえはらおうすけ)くん3歳です。9月28日にご両親が会見を開き「おうちゃんを救う会」を通じて募金の呼びかけを行っています。同じ時期にそして近くに心臓移植手術を待っている小さな子が2人もいるなんてビックリでした。
そして先月末に関西で同じ様に募金活動を始めた「しょうへいくんを救う会」もあるのです。この会のことはニュースを見て知っていたのですが、関西では私が募金活動に参加することはできないのでこのブログにアップすることはしていませんでした。
兵庫県尼崎市在住の川崎翔平くん1歳のご両親は9月25日に会見を開き「しょうへいくんを救う会」を立ち上げ募金活動を行っています。
何と現在計3人の子供たちが心臓移植手術を待っていることになります。
今日ここで紹介した「おうちゃん」と「しょうへいくん」は共に目標募金額は3億5000万円です。
一方先日記事にした「りくくん」のそれは1億6500万円です。
同じ心臓移植手術でも倍以上の差があるんですね。
あまりの差にビックリして少し調べてみました。
それぞれ内訳を見てその差が大きいのは現地病院への支払額と渡航費です。
「おうちゃん」は東大病院(後に榊原記念病院に転院)からニューヨークにあるコロンビア大学病院で受け入れが決まっています。過去にだいちゃんやひまりちゃんが同じ東大病院からコロンビア大学病院で移植手術を受けた時と同じルートでした。そしてこの時の募金額は3億円前後でした。
「しょうへいくん」はテキサス州の病院で受け入れをしてくれるようです。
「おうちゃん」と「しょうへいくん」のそれぞれ医療費が2億8000万円前後、渡航費が5900万円前後です。
これに対し「りくくん」は埼玉小児科医療センターから東京女子医大、そしてアーカンソー州の小児病院が受け入れます。医療費1億3000万円、渡航費が1800万円となっていました。
昨年12月に米国ピッツバーグの病院で心臓移植手術を受け、元気になって帰国している菊池秋也くんの場合は募金額1億5000万円という例もあります。
現在の心臓移植手術には3億円以上必要なのだとばかり思っていましたが、同じ米国での心臓移植手術でも病院によって、またその子供たちの症状、病状によって対応が変わるので金額も大きく変わるのでしょう。渡航費にしても機内で病状が急変した時などに対応が出来るように医療スタッフが同行するでしょうし、その機材などもある専用機でしょう。そのスタッフの人数とか機材によって金額が変わるのではないかと思います。
この辺り今後もう少しはっきりしたらこのブログで発信したいと考えています。
他方、人の命はお金には代えられません。乱暴な言い方になってしまいますが、医療費がいくら掛かろうが我が息子、娘のためなら金額なんて問題ではないというのが親としての気持ちでしょう。心臓の具合が悪く移植を待つ患者さんが運良くドナーさんとめぐり会うことが出来れば、そのドナーさんのご冥福を祈りつつ繋がれた命を大切にして欲しいと思います。
また、海外へ行かなくても日本国内での幼児の心臓移植手術がもっと活発に行われる日が来ることを願っています。
さて、そんなことを言っている暇にも3人の子供たちの命は日に日に危うくなっていきます。まず米国へ送り出すための募金を集めなければいけません。
取り敢えず先日も書いたように「りくくんを救う会」で行われる今月14日(日)の大宮駅での募金活動を手始めに年内いっぱいで目標金額の達成が出来る様に頑張りたいです。そしてその後「おうくんを救う会」のお手伝いが出来ればと考えています。
「しょうへいくんを救う会」のお手伝いは遠方でできませんので、僅かではありますが募金をしたいと思います。
このブログをご覧くだっさている皆さまにお願いです。募金のご協力をお願いします。またボランティアをしていただける方がおられましたら是非ご参加くださいますようによろしくお願いいたします。
3人の子供たちの救う会は下記ですので、救う会のホームページをご覧の上ご協力いただけると大変嬉しいです。何卒よろしくお願い申し上げます。
長岡 璃空(ながおか りく)くん2歳「りくくんを救う会」
上原 旺典(うえはら おうすけ)くん3歳「おうちゃんを救う会」
川﨑 翔平(かわさき しょうへい)くん1歳「しょうへいくんを救う会」