アミアン大聖堂のプロジェクションマッピングは、さらに続いてゆく。
まるで絵本のようなカラフル状態に。
それが、刻々と色を変えて行く。
諸王のギャラリーにもそれぞれの像が現れた。
今度は下部から色彩が立ち上ってくる。
絵具をぶちまけたような鮮やかさでファザード全体が覆われた。
そこからまたまた青を基調としたカラフル壁面に。
と思ったら、今度は赤の大聖堂が出現した。
そして終了のサインが浮き上がった。
ここで、一連のプロジェクションマッピングは一旦終了したが、もう1つのシーンが待っていた。
というのは、今度はそれぞれの像1つ1つに衣装を着せた極彩色の静止画が映し出されたのだ。
3つの扉口のさまざまな像がみなカラフルな衣を纏っている。
こんな具合に。
建築当初はこういった装飾がなされていたのだろうか。
扉口から眺めると、まさにここは天国への入口。
諸王のギャラリーの王たちも派手派手なお洒落をして立ち並んでいる。
バラ窓もキラキラ。
本当に幻想的な光景に遭遇できたことで、感謝の思いに胸が膨らんだ。
この夜は雨が降ったりやんだりの不安定な天候だったが、マッピングの最中だけはピタリと雨が止んでくれた。おかげで素敵なスペクタクルをたっぷり堪能することが出来た。
技術が格別に上がっているのでしょうか。
見学者はいっぱいいたのですか?
昼間と違う楽しみができますね。
何千体もの像に1つ1つ色を付けて行く技術には本当に感心します。それも見学は無料ですから太っ腹ですよね。
国内でもチームラボなどが大規模なマッピングを展開していますが、あの入場料は結構高くてちょっと気持ちが引いてしまいます。
それなのに、私が見た時の見学者は数十名。寒くて雨模様だったことと、開催期間が1か月もあることも影響しているのでしょう。フランスの大聖堂をスクリーンにしたマッピングは大体見学無料で期間が長いという有難い設定になっています。