先日ちらっと、彦根地方の遊び「カロム」のお話をしたら
「何ですか?その遊び?」という質問メールを頂きました。
滋賀でも知らない方大勢いますので、ちょっとお話します。
HPを見ると、一応このような説明が。
『彦根では昔から、といっても明治になってからですが「カロム」または、
「カルム」と呼んで子供たちの間で、盛んに遊ばれていたゲームなのです。
ルーツを調べてみるとその原形はエジプト、エチオピア地方で作られ、
世界各国に似たゲームがあります。これがイギリスへ伝わり、
「カロム」(CAROM)となり、ビリヤードの発展とも深い関わりを
持っています。日本へは明治時代に宣教師が子供の遊びとして
持ち込んだのが始めだと言われておりますが、最近ではカナダへ移民した
彦根地方の方が、持ち帰ったのではないかという説も出てきております』
遊び方は、簡単に言うと
「おはじきとビリヤードを組み合わせたような盤上ゲームで、
1~2人ずつ組んだペアで、四角い盤の上に並んだ偏平な円筒形の玉を
手の指で弾いて、味方の玉を四隅のコーナーにある穴に入れるのを競う」


左写真:競技会の様子。
丸いのがこま。手でパッチンしながら四隅の穴へ
入れていく訳です。(ビリヤードのように)
右写真:カロム盤。(実際の大きさは縦横60cmの正方形)
だから、このカロム盤、かなり場を取るんですよねぇ~

写真を見ると分かりますが、黒い線がありますね。
あの線からこまをはじいて行く訳です。
それ以外は、NG!
そうやって早く王将のこまを入れた者が「勝者」となります。
お分かりになりましたでしょうか??
指で、パッチンパッチンとやっていくので、最後のほうは指が痛く
なっちゃうんですよ~
この痛ささえなければ、この遊びけっこうおもしろいです。
「指でやるビリヤード」と言えばいいかな??
一応、HPご紹介しますので、もうちょっと知りたい!と思う方は
アクセスしてみてください!
日本カロム協会HP
いやぁ~こんな形で、郷土の事を紹介するとは思ってもみませんでした。
興味を持っていただければ、幸いです。