NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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<11月の鑑賞予定映画>

「十一人の賊軍」「アイミタガイ」「ネネ -エトワールに憧れて-」「本心」「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」

「ココ・アヴァン・シャネル」

2009年09月26日 | あ~か行の映画

         
~もし翼を持たずに生まれてきたのなら、
            翼を生やすためにどんなことでもしなさい~

女性なので、こういうファッション映画は気になります。

2009年 フランス映画  ワーナー・ブラザース配給 (09.9.18公開)
監督:アンヌ・フォンテーヌ
原作:エドモンド・シャルル・ルー   音楽:アレクサンドル・デスプラ
上映時間:1時間50分
出演:オドレイ・トトゥ・・・・・・・・・・・・・ガブリエル・“ココ”・シャネル
     ブノワ・ボールブールド・・・・・エティエンヌ・バルサン(ガブリエルの愛人)
     マリー・ジラン・・・・・・・・・・・・アドリエンヌ・シャネル (ガブリエルの姉)
    アレッサンドロ・ニボラ・・・・・アーサー・“ボーイ”・カペル(ガブリエルの恋人)


<見どころ>
伝説のファッション・デザイナー、ココ・シャネルの若き日を描いた伝記ストーリー。
孤児として育ちながら、後にファッションを通して女性たちの解放をうたう存在へと
成長するココ・シャネルを『アメリ』のオドレイ・トトゥ、彼女の生涯の思い人を
『GOAL! ゴール!』のアレッサンドロ・ニヴォラが演じる。
想像を絶する体験を重ね、やがて伝説となるヒロインの生き様に注目。

<あらすじ>
孤児院で育った少女時代を経て、酔った兵士を相手に歌うナイトクラブの歌手と
なったガブリエル(オドレイ・トトゥ)。その一方、つつましいお針子として、
田舎の仕立屋の奥でスカートのすそを縫う日々に甘んじていた彼女は、
将校のエティエンヌ・バルサン(ブノワ・ポールヴールド)の愛人となり、
退屈な暮らしを送ることに……。

<感想>
誰もが知っているブランド、「CHANEL」の創設者、ガブリエル・シャネルの伝記映画。

2010年はシャネル生誕100年ということもあって、3本映画が作られていますが
本作は、唯一「CHANEL」が正式にサポートした映画。

というわけで、かなり期待して観に行ったのですが。。。。。

タイトル通り、「CHANEL」になる前の彼女の人生が描かれており
ブランドとして成功した以降のことは、全く描かれていません。

ブランドで成功した以降も、かなり波乱万丈なことがあったわけで
そちらの方も観たかったNAOさんとしては、かなり肩すかしでした。

彼女の恋愛が中心に描かれていて、どうやってあそこまでの成功を
成し遂げたのかが、ほとんど描かれていません。
気がついたら、「成功で終わり」って感じだったので、こっちが驚きましたよ。
 
伝記映画というより、ただの中途半端な恋愛映画にしか見えませんでした。
で、またその相手が、まったく私ごのみの顔じゃないからどうも浸れません。

 
オドレイ・トトゥも、好みの顔じゃないんですが、中世的な魅力は
よく出されていたと思います。

「CHANEL」の原点が帽子のデザインから始まったのは初めて知りました。
そういや、映画でも孤児院でシャネルが修道女の帽子を見ているシーンが
ありました。あれが、原点だったのかなあ。。。
 
シャネルの代名詞、「黒」も孤児院で黒を着ていたのが背景だったんですかね。
黒に固執する背景ももう少し描いてほしかったです。

貧しい環境にいたからこそ、コルセットに縛られない自由且つシンプルな服装を
提唱することができ、それがやがてファッション業界に革命を起こすことに
なったのですが、その原点を見るのにはちょうど良いと思います。

ただ、やっぱり成功した後でも、社員のストライキにより、店舗を閉鎖して
ファッション界から遠ざかり、そこから再起するまでの様子も観たかった。

シャーリー・マクレーン主演の「ココ・シャネル」も現在公開されていますが
こちらも観たくなりました。いつも行く映画館には来なさそうなので、期間中に
行けるかしら?
少し前に、日本TVの特番で、シャネルの一生をミニドラマみたいな形で放送
されていましたが、あちらの方が丁寧に解説していました。
シャネルの恋愛よりも、恋人の死後、どうやってモード界のTOPに行けたのか?
その努力した姿を観たかった。
ただの恋愛映画で終わってしまったのが、ほんともったいない。

でも、彼女が天才的な感覚の持ち主だった、というのはよくわかりましたね。

点数:5点 (10点満点)

コメント (2)
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