<12月の鑑賞予定映画>
うちの教室の生徒さんは、現在、半分近くが低学年の子です。
まだ小さいのですが、やはりそれぞれ学び方に個性が出てきたな~と思うような出来事が
いくつかありました。
◆Aちゃん
とにかくピアノに真面目に向かっています。とりわけ驚くのが、ちょっとでもわからないことがあると
必ず質問してくれることです。
先日も、3連符の説明をしましたが、「1拍=3連符」だけど、Aちゃんは「8分♪音符が3つあるのに
どうして1拍なんですか?1拍半になりませんか?」と聞いてきました。
他にもスタッカートの弾き方について、「ここはどんな感じのスタッカートで弾けばいいんですか?」
など、細かなところまで聞いてくれます。
そこで自分なりに納得したら、あとは家でバッチリ練習してやってきてくれます。
勉強熱心だな~~と感心しちゃいますね。
私が子供のころ、先生がこうだよ、といえば、何の考えもなく弾いてたのとえらい違いです。
◆Bちゃん
「先生、今日練習してこなかった」と、のっけから言われた先週のレッスン。
聞くと、「自分で曲を書いていたから、そっちばかりになってしまった」ということ。
作曲した?ノートを見せてもらうと、大学ノートに「ミドフアソラファミド・・・・・」とドレミが延々と
書かれていました。
「どんな曲か弾いてみてくれる?」とお願いしたら、拍子はなく音の順番に伴奏をつけて
弾いているんですが、これがちゃんと伴奏付けできているんですよ。
聞くと、自分の耳で一番最適な和音をつかんで覚えたそうです。
耳がいいのは、昔からわかっていましたが、なるほど、コードが体で覚えるほどになってきたんですね。
「今日はBちゃんの新たな成長が見られてよかったわ」と褒めたら、また書いて持ってくる!と
喜んでいました。それはいいのだけど、肝心のテキストのほうも頑張ろうね・・・。
◆Cちゃん
負けず嫌いのCちゃんは、いつもお母さんが付き添いでレッスンに来てくれますが
ある日、ベルがなってドアを開けたら大泣きしながらCちゃんが立っていました。
聞くと、今週全然練習してなかったらしく、お母様が激怒し、「今日は一人で行きなさい!」といわれて
うちに来たそうな。泣きながらでも、ちゃんと来るところがCちゃんのいいところです。
とにかく落ち着かせてピアノに座りレッスンを始めましたが、確かに練習あんまり出来てなかったです。
それでも、半泣き状態でもなんとか頑張ろうと努力している姿は頼もしかったですね。
「来週は、ちゃんとやってくる」と話して帰ったCちゃん。負けず嫌いの性格だから、きっと次回は
バッチリやってきてくれるでしょう。
こうしてみると、一人ひとりほんと違いますね。
それぞれ良い所があるので、そこを伸ばしつつ教えていければな~と改めて思う今日この頃です。