NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
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<12月の鑑賞予定映画>

「はたらく細胞」「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~」「私にふさわしいホテル」

「ヒア アフター」

2011年02月27日 | な~は行の映画

~死に触れて、前を向く~

2010年 アメリカ映画   (11.2.19公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画   上映時間:129分

監督・製作:クリント・イーストウッド製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル
         ピーター・モーガン、ティム・ムーア音楽:クリント・イーストウッド出演:マット・デイモン・・・・・・・・・・・・ジョージ (サンフランシスコ在住、元売れっ子霊能者)
    ブライス・ダラス・ハワード・・・メラニー (料理教室でジョージと出会う)
    ジェイ・モーア・・・・・・・・・・・・・ビリー  (ジョージの兄)
    ジョージ・マクラーレン・・・・・・マーカス (ロンドン在住、双子の兄を事故で亡くす)
    フランキー・マクラーレン・・・・ジェイソン (マーカスの双子の兄、交通事故で亡くなる)
    セシル・ドゥ・フランス・・・・・・・マリー (パリ在住、ジャーナリストで津波被害に遭う)

<見どころ>
クリント・イーストウッドがメガホンを取り、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた
死と生をめぐる感動的なストーリーをつづるヒューマン・ドラマ。
死を身近で体験した3人の登場人物が悩み苦しみ、生と向き合う姿を真摯(しんし)に描いていく。
主演は、マット・デイモン。ほかに、ベルギー人女優セシル・ドゥ・フランスや映画初出演の
ジョージ、フランキー・マクラレン兄弟が共演。
彼らが見いだす生きることの素晴らしさが、ズシリと心に響く。

<あらすじ>
霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、
津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、
亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。
ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。

<感想>
「HERE AFTER」・・・・・・・・来世

鑑賞後の率直な感想は、タイトルの解釈をどう捉えるかによって、評価が割れるかな?と思いました。

話は、3人を軸にした、一見バラバラに見える内容が、やがて1つの線となっていきます。

マリー:避暑地で津波に遭い、臨死体験。
ジョージ:霊能者だったが、死者との交信に疲れてしまう。
マークス:双子の兄を交通事故で亡くす。
 
バラバラな3人が、最後、一つの線に繋がっていくのですが、そこまでの過程は
実に淡々と進んでいきます。扱う内容が内容なので、そういう進め方は理解できますが
正直、退屈だなぁ~という場面も何箇所かありました。
 
それにしても津波のシーンは、迫力ありましたね。CGとはわかっていてもかなりリアルで
見ていてドキドキ・・・それにしてもマリー、後頭部あれだけうっといて、ピンピンしてるのには
びっくりしましたが・・・。
 
今回は、この双子ちゃんたちが大活躍。とても映画初出演とは思えないほどの演技っぷりでした。

「死」と「生」を巡って交差する人たちを描いているのですが、冒頭に書いたように
タイトルの解釈をどう捉えるかで、印象というか評価も分かれるかな?
 
そのまま「来世」と解釈すれば、来世のことなんて一言も言ってないし、死者に焦点を
向けてるわけでもない。遺された者、生き残った者、に焦点を当てているように感じます。
となると、「これからのこと」など、生きる意味での解釈をしたほうがしっくりくるような気がしますね。

で、感想ですが、なかなかうまく言えないなぁ~こういう倫理観を扱う映画の感想って難しい。^^;

臨死体験など不思議な体験をしたことない人には、理解しがたいものがあるかもしれません。
私の場合、臨死体験はもちろんありませんが、不思議?な体験は、過去何回かあるので
ひょっとすると臨死の世界は、こんなのかもしれない・・・なーんて思いながら見ていましたが
霊能者のところは、やっぱり理解できませんね。そもそも、胡散臭い印象しかないので。。。

それでも劇中に出てくる3人が苦悩する気持ちは理解できました。
マーカスは、兄が死んだことをなかなか受け止められない。⇒喪失感を埋めたい
マリーは、臨死体験をするが周りが好奇の目で観るようになる。 ⇒臨死の真実を求めたい
ジョージは、霊能者の仕事をやめたい ⇒ 心の癒しが欲しい

3人の共通点は、孤独・喪失感を抱えていること。 
彷徨いながら、ロンドンへと繋がっていき、マーカスはジョージによって、死と向いあうことが出来
兄の呪縛から断ち切ることが出来ます。ジョージとマリーはお互いの存在を理解したうえで
これから先、二人ですすんでいく・・・・といったところでしょうか?
ラストのシーンは、解釈が分かれますが、私はそう捉えました。

扱う内容が内容なので、実に淡々としたテンポで進んでいきます。
正直、ちょっとかったるいな・・・と思ったところ何箇所かあり。

とまぁ~なんだかんだ言ってるけど心に響く作品でした。
特にマーカスとジョージの死者との交差シーンは、考えさせられます。

しかし、展開が淡々としているので、イーストウッド作品の中では、ちょい低めにつけました。

点数:7点 (10点満点)

コメント (2)
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