<12月の鑑賞予定映画>
~なぜ、戦うのか~
2010年 日本 PG12指定 (11.1.29公開)
配給:東宝 上映時間:128分
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉 「GANTZ」 ~週間ヤングジャンプ連載
脚本:渡辺雄介
音楽:川井憲次
出演:二宮和也・・・・・・・・・・・・・玄野計 (就活中の大学4年。電車に轢かれガンツに召喚される)
松山ケンイチ・・・・・・・・・・加藤勝 (玄野の幼馴染。電車に轢かれガンツに召喚される)
吉高由里子・・・・・・・・・・・小島多恵 (玄野に秘かに思いを寄せる大学の同級生)
本郷奏多・・・・・・・・・・・・・西丈一郎 (玄野達来る前からガンツの世界にいる高校生)
夏菜・・・・・・・・・・・・・・・・・岸本恵 (リストカットで自殺を図ってガンツに召還される)
田口トモロヲ・・・・・・・・・・・鈴木良一 (リストラされたサラリーマン。玄野達を信頼し共に戦う)
<見どころ>
欧米でも高い人気を誇る奥浩哉の人気コミックを、前・後編の2部作で映像化したSFアクション超大作。
『硫黄島からの手紙』の二宮和也、『ノルウェイの森』の松山ケンイチが初共演に臨み、
謎の球体“GANTZ”に召喚され、異形の“星人”と呼ばれる敵との戦いを強いられた、若者の苦悩と
究極の選択を体現する。監督は、『砂時計』の佐藤信介。
生と死がテーマの深遠なドラマや、肉体を駆使した活劇の数々に圧倒される。
<あらすじ>
まったく就職が決まらない大学生の玄野(二宮和也)と、彼の幼なじみで正義感の強い性格の
加藤(松山ケンイチ)は、電車にひかれて命を落としてしまう。
しかし、黒い謎の球体“GANTZ”が彼らを呼び出し、“星人”と呼ばれる異形の敵との戦いを強いる。
加藤は争いを避けるが、玄野はサバイバルに身を投じることを決意する。(シネマトゥディより)
<感想>
原作・・・・・・・・「ヤングジャンプ」連載当初から読んでたが、途中で挫折。
漫画は、好みの作画でなかったし、読んでても「???」でしたが、個人的には実写版に
してくれたほうが、GANTZの世界がわかり、頭の中がスッキリした次第。
原作とは、年齢設定とか、小島多恵が最初から出てくるというのが違っていましたが
その辺は違和感なく観られました。
また、制作費40億円かけただけあって、GANTZのイメージが損なわれず再現できていて
良かったですね。でも、CGの方はお金かけた割には、え?でしたけど。
↑GANTZの球体の質感、よく出来ています。 これだけで5000万かかったと言われてますが・・。
また、劇中に使用するスーツも、マンガのとおり忠実に再現されていて、GOOD。
ただ、主役2人が原作のイメージにどうも合っていないんだよねぇ~。
松ケン演じる加藤の設定は190cmの長身なんですよね。。。。だからどうもピンとこない。
ニノは、いかんせん背が低すぎ。
原作読んだ人は、これは「え~?」と思うんじゃないでしょうか?? (私もその一人)
で、演技のうまいニノなのに、これはうまく思えなかった・・・・・なんでだろう?
個人的に、お!ぴったり!と思ったのが、岸本と西。
夏菜さん、イメージピッタリです!特に胸のラインとか、そっくりじゃないですか!
あと、個人的に本郷奏多くんが出ていたのが嬉しかったですねぇ~。
目つきの悪い西丈一郎を好演していました。 最近、こういう屈折した役多いけど。。。。
さて、映画は奏多くんファンの娘が「どうしても観たい!」と言うので行ったわけですが
「グロいシーンがあるから、苦手なあなたは無理なんじゃないの?」と忠告してたんですけどね。
やはり、最初のねぎ星人の残虐シーンで固まっていました。
映画の内容は、「生きる意味」をテーマにしています。登場人物たちは、それぞれに自分の存在意義に
対して模索しながら、このサバイバルゲームに挑んでいくわけです。
それにしても、スプラッターな映像はマンガなら耐えられるけど、実写に起こすとやっぱり
キツイものがあります。元来、こういうのが苦手な私なので、ねぎ星人の時には、「あちゃ~」と
思いましたが、それ以上の過激シーンはなかったので、最後まで鑑賞することができました。
GANTZの正体は?玄野たちは生きているのか死んでいるのか?
謎のまま後編へつながります。後編は、オリジナルストーリーらしいので、スプラッターな映像
出てくるけど、頑張って?後編も観たいと思います。
万人受けな映画じゃないけど、やはり魅力ある作品です。
そうそう、GANTZの採点の一言が、何気に笑えます・・・・・ここが一番笑いのツボかも?
点数:7.5点 (10点満点)