<12月の鑑賞予定映画>
~殺したのは、心~
2010年 日本 (11、1.29公開)
配給:ギャガ 上映時間:149分
監督:深川栄洋
原作:東野圭吾 「白夜行」
音楽:平井真美子
主題歌:珠紀 「夜想曲」 (トイズファクトリー)
出演:堀北真希・・・・・・・・・・・・唐沢雪穂 (容疑者の娘)
高良健吾・・・・・・・・・・・・桐原亮司 (被害者の息子)
船越英一郎・・・・・・・・・・笹垣潤三 (事件を追いかける刑事)
<見どころ>
今まで舞台化やテレビドラマ化されてきた、東野圭吾の人気小説を、深川栄洋監督が映画化。
ある殺人事件にかかわった人々の複雑な人間関係を軸に、19年に及ぶ男女の狂おしい愛情を描く。
堀北真希が聖女の顔をした悪女役で新境地を開拓。
彼女の守護神のような相手役を、高良健吾が好演する。
互いの存在だけを頼りに必死に生き抜こうとする男女に課せられた残酷な宿命に言葉を失う。
<あらすじ>
昭和55年、質屋の店主が殺されるという事件が起きるが、結局被疑者死亡のまま解決。
だが、当時の担当刑事笹垣(船越英一郎)は、何か腑に落ちないものを感じていた。
数年後、事件の殺人犯と目されていたがガス中毒死した女の娘雪穂(堀北真希)は美しく成長し、
一方質屋店主の息子亮司(高良健吾)も事件後は家を出ており……。
<感想>
原作は既読、ドラマ版は未鑑賞。
うん、やっぱり原作同様、暗い映画でした・・・・・テーマが重いからね。。。。
分厚い原作本なんで、あれだけの内容を2時間半に凝縮するのは無理だとわかっていましたが
まぁ無難にまとめたほうだと思います。原作とは切り離して考えたほうがいいのかもしれません。
それにしても、人物描写がかなり浅いのには、うーん・・って感じ。
逆に、どうでもよくない?そこの部分ってとこは無駄にあったし。(亮司と典子の出会いの件とか)
役者さんたちは、けっこういい演技してたと思います。
思うけど・・・・やっぱりこの作品、映像化するのは、個人的にはキツかったかも?
だって、真相は気分悪くなるほどの内容だもん。
雪穂の過去シーンは、映像化するとおぞましいったらありゃしない。
東野作品って、割と気分が滅入る作品が多いけど、これはホント後味悪かったな・・・・。
人物像は、かなりあっさり描かれているので、原作を読んでから、もしくは鑑賞後読まれる
ことをオススメします。それにしても映像化すると、余計に重苦しくなるなぁ・・・・・言葉が出てこない。
点数:6点 (10点満点)