<12月の鑑賞予定映画>
~その味が、失われた時をつなぐ~
2017年 日本映画 (2017.11.03公開)
配給:東宝 上映時間:126分
企画:秋元康
監督:滝田洋二郎
原作:田中経一
脚本:林民夫
音楽:菅野祐悟
美術:部谷京子
衣装:西留由起子
料理監修:服部幸應
フードコーディネーター:結城摂子
出演:二宮和也/ 西島秀俊/綾野剛/ 宮崎あおい/ 西畑大吾
兼松若人/竹嶋康成/広澤草/グレッグ・デール/ボブ・ワーリー
大地康雄/竹野内豊/伊川東吾/ 笈田ヨシ
<見どころ>
『おくりびと』などの滝田洋二郎監督と『母と暮せば』などの二宮和也が初タッグを
組み、幻のレシピを追い求める男の姿を描く感動作。“麒麟の舌”と呼ばれる
究極の味覚を持つ料理人が、戦時下の混乱の中で消失した伝説の“料理全席”を
追い求めるうちに、約70年前のある謎に迫る姿を描写する。西島秀俊、宮崎あおい、
綾野剛、竹野内豊といったキャスト陣が共演。異なる時代に生きた二人の天才料理
人の宿命に息をのむ。
<ストーリー>
佐々木充(二宮和也)は、「最期の料理人」として顧客の「人生最後に食べたい
料理」を創作して収入を得ていた。絶対味覚を持つ天才でありながらも、彼は料理への
熱い思いを忘れかけていた。そんな折、彼のもとにかつて天皇陛下の料理番だった
山形直太朗(西島秀俊)が作り上げたという、“大日本帝国食菜全席”のレシピを
再現する仕事が舞い込む。
<感想>
最近、ほんとUPするのが遅いな、私(--;)
「料理の鉄人」を手掛けた田中経一の原作だけあって、とにかくいろんな料理が
映画にワンサカ出てきます。これがどれも美味しそうで・・・・お腹鳴りまくりでしたよ
二宮君主演ですが、どうみても西島さんが主役の印象。
料理シーンも、西島さんの方が多かったしなぁ。
基本、料理がメインのお話ですが、隠されたテーマがあり、これが後半明らかに
なっていくわけですが、なかなかうまくまとまっていて飽きることなくみることが出来ました。
ひょっとしてそういう繋がり?って、中盤あたりから読めてしまいましたがまぁいいか。
壮大な自分探しの旅って感じでしたが、なんかこの感覚「永遠のゼロ」に
似ているなぁ~と感じたの私だけでしょうか?^^;;;
ということは、間違いなく日本アカデミー賞の賞レースに入ってきますね。
じわっと来る作品でした。料理がたくさん出てくるので、空腹観るのは止めた方が
良いでしょう。 「オムライス」「ロールキャベツ」「ビフカツ」が食べたくなってきます。
点数:8点 (10点中)