<12月の鑑賞予定映画>
~進め。兄弟の絆を懸けて~
2017年 日本映画 (2017.12.01公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画 上映時間:2時間13分
監督:曽利文彦
原作:荒川弘
エグゼクティブプロデューサー:濱名一哉
主題歌:MISIA 『君のそばにいるよ』
衣装デザイン:西原梨恵
出演: 山田涼介(エドワード・エルリック)/本田翼(ウィンリィ・ロックベル)
ディーン・フジオカ(ロイ・マスタング)/ 佐藤隆太(マース・ヒューズ)
蓮佛美沙子(リザ・ホークアイ)/夏菜(マリア・ロス)
原田夏希(グレイシア・ヒューズ)/國村隼(ドクター・マルコー)
大泉洋(ショウ・タッカー)/小日向文世(ハクロ将軍)
石丸謙二郎(コーネロ教主)/ 松雪泰子(ラスト)/本郷奏多(エンヴィー)
内山信二(グラトニー)/水石亜飛夢(アルフォンス・エルリック)
<見どころ>
荒川弘の大ヒットコミックを、『暗殺教室』シリーズなどの山田涼介主演、『ピンポン』
などの曽利文彦監督で実写映画化。亡き母をよみがえらせようと“人体錬成”と
いう錬金術におけるタブーを犯したことから体の一部を失い、やがて錬金術師と
なった主人公が弟と一緒に失ったものを取り戻す旅を繰り広げる。共演は、
『アオハライド』などの本田翼や、ディーン・フジオカ、松雪泰子ら。イタリアでの
大掛かりなロケや、曽利監督によるビジュアルに期待。
<ストーリー>
他界した母を復活させるべく錬金術でタブーとされる“人体錬成”を試みた
エドワード(山田涼介)とアルフォンスの兄弟。錬成は失敗に終わり、エドワードは
左脚を、アルフォンスは体全体を喪失するが、エドワードは自分の右腕と引き換え
にアルフォンスの魂を鎧に定着させる。数年後、エドワードはなくした体の器官に
機械鎧(オートメイル)を装着し国家錬金術師となり、“鋼の錬金術師”と
呼ばれていた。兄弟は失ったものを取り戻すため、“賢者の石”を探す旅に出る。
<感想>
原作=既読 アニメ=1期&2期 鑑賞済み
「ハガレン」ファンの私ですが、実写版はどうなのよ!!?と思っていたので
観る予定をしていなかったのですが、「0巻」欲しさに行ってしまった・・・・・・
結論から言いますと、「進撃の巨人」よりはマシだったかな。
そもそも西洋の話に全員日本人をもってくること自体に無理があるので、どう見ても
大コスプレ大会にしか見えないのよねぇ。それを受け入れるか否かで評価も分かれるでしょう。
壮大なストーリーなので、実写化するにはある程度のキャラが削られるのは
覚悟していましたが、ピナコばっちゃま&アームストロング少佐は仕方ないとして
イズミ師匠やスカーが出ないのはかなり残念。ニーナの話が出てくるならスカーが
出てもいいものだろうに・・・・。
ニーナの話は、かなり重たく切なすぎる話なので、アニメでも原作でも涙腺崩壊でしたが、
実写版では、ニーナが最後どうなったのかが放置状態になってしまったのでイマイチでしたし
なんといっても、タッカーが大泉洋というのが最大の失敗だったかも。
全く期待せずに行ったので、それほどガッカリ感はなかったです(笑)
だけど、ホムンクルスの頭の良いのばかり目立ち、軍の間抜けさが気になるのですが。
原作は、軍の厳しさと抜け感がバランスよく散りばめられているのに、なんだかなぁ。
ハクロ将軍のくだりなんか、もぅ見てられない。将軍、あんなに間抜けじゃないぞぉ。
そもそも、実写化するにはかなり難しい題材なので、これはこれ、として割り切って
観るしかないですね。点数、低くつけようかと思いましたが、ラスト役の松雪泰子さんが
すごくハマっていて、これは観る価値ありと、山田涼介君がハガレンファンということで、
かなり頑張っていた点で、「進撃の巨人」よりは点数上にしました。
冒頭シーンで、エドが敵からの攻撃を避けながら走る姿は、アニメそっくりでした!
これはお見事!
点数:5点 (10点中)