<3月の鑑賞予定映画>
~その楽園から、脱獄せよ~
2020年 日本映画 (2020.12.18公開)
配給:東宝 上映時間:119分
監督:平川雄一朗
原作:臼井カイウ/出水ぽすか(作画)
脚本:後藤法子
美術:清水剛
音楽:得田真裕
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「正しくなれない」
出演:浜辺美波/城桧吏/板垣李光人/渡辺直美/北川景子
松坂桃李/関俊彦/三田佳子(以上、友情出演)
<見どころ>
白井カイウ、出水ぽすかのベストセラーコミックを映画化したサスペンス。
自分たちが鬼の食料になると知った子供たちが、決死の脱出に挑む。
メガホンを取るのは『春待つ僕ら』などの平川雄一朗。『賭ケグルイ』
シリーズなどの浜辺美波、『万引き家族』などの城桧吏、ドラマ
「神酒クリニックで乾杯を」などの板垣李光人らが出演する。
<ストーリー>
「グレイス=フィールドハウス」という児童養護施設でママと呼ばれる
イザベラのもと、幸せに暮らしていたエマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、
ノーマン(板垣李光人)は、里親に引き取られる年齢になり外の世界で
生活することを望んでいた。ある日、施設を出るコニーに忘れ物を渡そうと
近づいてはならない門に向かったエマとノーマンは、コニーが鬼に献上する
食料として出荷されるのを目撃する。ここは鬼のための食用児を育てる
施設だった。
<感想>
原作の脱獄編は、さらっと既読。
ちょっと気になったのが、主役3人の年齢差。
原作では14~5歳の設定だが、実年齢でいくと浜辺美波さんは20歳
板垣李光人君は18歳 で城桧吏君が14歳。
一番大人っぽいレイ役が14歳の桧吏くんでは、ちょっと厳しかったように
感じます。(特に原作を知ってる方は、これが一番ひっかかっえいるのでは?)
大人っぽく演じようとすればするほど、棒読みっぽくなっていってるので
気の毒で仕方ない。これは大人の事情もあるかもしれないが制作側のミスでしょう。
あと、幸せな孤児院での生活風景が描かれているのが、5分ほどなのもね。
幸せからの絶望の落差がさほどなかったのも残念。
そのぶん、ママとシスター役の北川景子さん、渡辺直美さんの表情演技が
素晴らしく、このキャスティングはお見事!
子役では、ノーマン役の子が、一番ハマッていたように思います。
最初ウイッグ違和感あったけど、そんなのもぅ気にならないぐらいよかった。
賛否分かれる作品ですが、私はイザベラ&クローネの完成度が高かった
二人のおかげで最後まで寝ることなく鑑賞できました。
そうそう、2シーンだけですが松阪桃李君が出演してたんですよねぇ。
これがまぁ、なんとも笑えるんですよ。(どちらかというと失笑)
あんまり、金髪ロン毛は桃李君、似合わないと思います・・・。
これもある意味、必見かも??
点数:6点 (10点中)