NAO日和

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「室町無頼」

2025年01月22日 | 邦画

~世界を変えるのは、人の力~

2025年  日本映画  PG12指定 (2025.01.17公開)
配給:東映  上映時間:134分
監督:入江悠
原作:垣根涼介  「室町無頼」(新潮文庫刊)
脚本:入江悠
美術:松崎宙人
衣装:古賀博隆
音楽:池瀬広
出演:大泉洋/長尾謙杜/松本若菜/遠藤雄弥/前野朋哉/阿見201/般若
   武田梨奈/水澤紳吾/岩永丞威/吉本実憂/ドンペイ/川床明日香/
   稲荷卓央/芹澤興人/中村蒼/矢沢健一/三宅弘城/柄本明/北村一輝/堤真一

<見どころ>
『ヒート アイランド』の原作などで知られる直木賞作家・垣根涼介の歴史小説を
実写映画化。大飢饉と疫病により荒廃した室町時代の京都を舞台に、混迷の世を
顧みようとしない権力に立ち向かう無頼たちの闘いを描く。監督・脚本を務めたのは
『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江悠。無頼たちを率いる主人公を
『騙し絵の牙』などの大泉洋が演じ、『HOMESTAY(ホームステイ)』などの長尾謙杜、
『his』などの松本若菜のほか、柄本明、北村一輝、堤真一らが共演する。

<感想>
1461年、京の都。大飢饉と疫病が同時に発生して路上には死体が放置され、
社会秩序が崩壊して貧富の格差が広がっていたが、室町幕府は無策で対策を講じることが
できずにいた。京の悲惨な状況を目の当たりにした無頼漢・蓮田兵衛(大泉洋)は、
ひそかに倒幕と世直しの野望を抱き、天涯孤独な青年・才蔵(長尾謙杜)をはじめ無頼の
徒を率いて巨大権力に反旗を翻す。そんな彼らの前に、兵衛のかつての悪友で幕府から
市中警護を任されている悪党一味の首領・骨皮道賢(堤真一)が立ちはだかる。

<感想>
応仁の乱以前の室町期は、あまり描かれていないこともあり
公開前から楽しみにしていました。


「十一人の賊軍」に続きの東映時代劇。
一揆のお話がメインだが、才蔵の成長物語にも見えますね。
修行シーンは、まるでジャッキー・チェンの映画のよう(笑)


大泉洋は、今までで一番男前な役柄を演じているんじゃないでしょうか。
長尾謙杜くんは、まさにもう一人の主人公といっても過言ではない存在感。
松本若菜さんは、とても美しくて妖艶でした

残念なのは、音楽が全く合ってない。
あんな大事なシーンで、西部劇のような音楽はやめてほしい。
以前の東映娯楽時代劇では、こういうウエスタンな音楽が流れていたけど
本作関しては合ってないと思う。

あと「無頼」を最後の最後にいきなりポン!と出してきたのもなんだかなぁ・・。

などと言いながら、最後まで眠くならずに観ることが出来たのは
演者の技量かなとも感じました。

大泉洋・松本若菜・長尾謙杜ファンは必見です。

点数:7点/10


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