~守ることが、愛することだった。祈ることが、愛することだった~
目の調子が少し良いので、久しぶりに映画館へ行けることになりました。
2009年 日本 東宝配給 (09.9.5公開)
監督・脚本・:山崎貴
原案:映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
(原作:臼井儀人/監督・脚本/原 恵一)
衣装:黒澤和子 音楽:佐藤直樹 上映時間:2時間12分
出演:草剛・・・・・・・・・井尻又兵衛 (春日国の武将。“鬼の井尻”と呼ばれてる)
新垣結依・・・・・・・廉姫 (春日国の姫。又兵衛とは幼馴染)
夏川結衣・・・・・・・川上美佐子 (真一の母)
筒井道隆・・・・・・・川上暁 (真一の父、カメラマン)
武井証・・・・・・・・・川上真一 (現代から戦国時代へタイムスリップする少年)
中村敦夫・・・・・・・康綱 (春日国当主。廉姫の父)
大沢たかお・・・・・大倉井高虎 (戦力を増している戦国武将)
<見どころ>
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など数々の映画賞に輝いた、
傑作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』。
そんな映画クレヨンしんちゃんが実写映画として蘇る。
監督は、『ALWAYS ~三丁目の夕日』で日本全国を温かい涙で包んだ山崎貴。
さらに、“鬼の井尻”と呼ばれた主人公の戦国武将を、『黄泉がえり』『日本沈没』
などの映画で主役を演じたSMAPの草剛。
小国の美しき姫・廉姫を、今最も輝いている女優・新垣結衣が演じる。
<あらすじ>
時は戦国時代。春日という小国に、井尻又兵衛という“鬼の井尻”と
恐れられる無敵を誇る侍がいた。
ある戦の日、一瞬の隙から命を奪われそうになった又兵衛を、未来から
タイムスリップしてきたという不思議な少年、川上真一が救う。
城主・康綱の命令で真一の面倒を見ることになった又兵衛と真一との間には、
次第に奇妙な絆が生まれるようになる。
一方、真一やその家族の登場で、一度受け入れられた康綱の娘・廉姫との縁談を
断られた北関東の大名・大倉井高虎は、破談に激怒し春日の国に大軍を
送り込んでくる。
互いに身分違いの恋心を抱く又兵衛と廉姫、さらに真一たちの運命は……。
<感想>
お下品な作品として、親からは眉をひそめられている「クレヨンしんちゃん」ですが
原監督が手がけた「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」と
今作品の原作となった「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」の2作品に関しては
大人も満足する映画になっています。
とりわけ、「アッパレ!~」の方は、NAOさん映画館で子供がいるにも
関わらず、大泣きしてしまった作品。まさか「クレしん」でこんなに泣かされるとは
思いもしなかった、という強烈な印象となって残っている作品。
さらに、作画もキレイし、お話のスジもしっかりしている完成度の高い作品で
NAOさんの歴代アニメベストの3本の一つに入っています。
というわけで、原作を知り尽くしてこの映画を見たわけですが
原作の名残をしっかり残していて、かなり満足できました。
ただ、しんちゃんをあのまま演じるのは不可能。
実写版はヘタレな子になっています。そもそも実写版は、又兵衛と
廉姫を軸に置いているので、設定がはそれでよかったっと思います。
草くんの演技は、前から安定しているので、見てて違和感感じず。
無骨な感じが、程よく出ていました。ヒゲ面の武将姿、意外に似合ってたな~。
廉姫のガッキーは、ほんとかわいかった。
と同時に、ちょっと演技がお上手になりました。
内面の表現を、言葉の間合いや体で表現が少しできるようになった感がします。
お父さん役の中村敦夫さんは、いい味出してましたね。
400年先の未来からやってきた人間、ふつ~ならもっと警戒しても
いいのですが、意外にアッサリ受け入れちゃうし。
そして、顔立ちがアニメと案外似ていたのにも驚きました。
でも、一番アニメと似てたのは、大沢さん演じる高虎ですね。
あんまり似てたので、吹き出してしまいましたよ。
アニメの野原一家をまるまる実写にするのは不可能。
そうなると、どうしても印象が薄くなることは否めませんでしたが
これはこれで仕方ないですね。でも、お父さんのヘタレさはひどい。
アニメのパパは、諦めがついたらいさぎよく行動するけど、
↑のお父さんはそうではなかったのが個人的には不満。
歴史考証を考えると、いろいろ突っ込むところは多々あるのですが
(タイムスリップの所とか)あくまでアニメの実写版。
その辺はあまり目くじら立てず、軽い感じで見てほしいですね。
あと、アニメを見てないと「?」と思うところが何箇所かありました。
・真一が、なぜ又兵衛が大事にしている短刀を欲しがったのか?
・廉姫が「北と南で出会った二人が~」のセリフ。
どちらも、その前の説明が端折られていました。
アニメを見ている私はいいんですが、見ていない人は「なんで?」と思うかも?
これ、かなり重要なんですけどね。(特に短刀の場面)
真一が戦国時代に来た時、又兵衛は彼のおかげで命拾いをします。
ですが、もともと又兵衛はそこで死ぬ運命だったんですよね。
それが、真一が未来から来たおかげで、廉姫は又兵衛に想いを告げることが
出来、又兵衛も廉姫の想いを受け止めることが出来たわけです。
これが成就できた時、彼のもともと死ぬ運命がそこで尽きてしまいます。
死ぬ運命と判っていても、想いを伝えられないまま別れてしまうよりは
伝えてから別れる方がまし。そういう意味では、ある意味ハッピーエンド
だったのではないでしょうか。(悲しいけど)
だからこそ、ラストに出てくる廉姫の石碑の言葉には、涙を誘います。
二人の想いと、タイムスリップしたことで「逃げちゃいけない」というのを
悟り成長していく真一の姿をぜひスクリーンでご覧ください。
VFXの出来もよかったです!
個人的には、原作のアニメを見てから本編を見てほしいです。
「クレよんしんちゃん」の作品と思ってばかにしないでくださいね。
それほど、原作アニメはクオリティ高いです。
<余談>
実写版でも真一には、「お又のおじさん」っていうセリフ言ってほしかったな。
アニメ「クレヨンしんちゃん」映画紹介サイト (予告編見られます)
点数:8.5点 (10点満点)
「BALLAD」、私も、先日見ましたです!
めっちゃ、泣きました(TT)っっっ
あまり前知識無く見たので、最初は、「クレヨンしんちゃん」のあのノリと世界観をそのまま実写化したのかな?と思って、それは、ちょっと無理かな~などと心配していたのですが。
ですが!
「しんちゃん」の物語を上手く、実写化してあって。
実写で無理なところは、上手にリアルに置き換えて、そして、肝心なところはアニメのままって感じで。
歴史的にはツッコミ所はあれど、でもでも、物語的には、すごく完成度の高い映画になっていたと思います。
もう、本当に泣けました~。良かったですよね。
原作アニメ・・・少し忘れちゃったりしているので、もう一度、改めて見直したいなぁと思いましたです。
「ヤッターマン」に続く、アニメ→実写に成功した作品だと思います。vv
監督さん、かなりアニメを見られたんでしょうね。
お城とかいろんな場面の背景、アニメとよく似ていました。
またセリフもアニメと同じセリフをけっこう使っていたように感じました。
首をとらない、っていうのはありえないけど
そこはまぁアニメが原作、ということで大目に見ないとね~^^。
つよぽんが、またいい演技しますよね。
渋さが光っていました☆
改めて、原作アニメの完成度の高さに感服です。
内容忘れちゃってるとこ多々だけど感動したことは覚えてます。
まずは原作アニメをもういちど観てみます。
それと草さんBALLAD公開記念で黄金伝説で一泊戦国時代生活に挑戦してました。戦国ってやっぱり大変そうです。でも草さん終った後縄文時代の生活に挑戦すると言ってました。
観に行かれたほうがいいと思います♪
合戦のシーンは、なんか軽いですが
もともとアニメなので、その辺は気楽に観た方がいいですね。^^
おそらく「戦国自衛隊」のことでしょうか。
あれも、戦国時代にタイムスリップする、というお話でしたよね。^^
黄金伝説の戦国生活体験・・見逃してました。
観たかったな~いつか再放送してくれないかしら?
観てから本編観た方がいいかもしれません。^^
映画館で、大泣きしている人、かなりいらっしゃいました。^^
ぜひ、ZINさんもご覧になって感想聞かせてください。
本作品を観賞して、ぜひオリジナル版を観賞
したくなりました。と思ったらどこも
レンタル中…みんな考えることは一緒ですね~
許されない愛…戦国時代と現代社会との違い。
身分を超えた悲恋に感動でした。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
アニメ、昨日テレビ朝日で午後の時間帯でやっていましたよ。^^ご覧になりましたでしょうか?
しっかり、またも観ちゃってアニメでまた大泣きしてしまいました。
アニメ、ほんといいですよ。
しんのすけが、大倉井高虎に、「おまえ逃げるのか?お前のために、こんなことになったんだぞ」
って詰め寄るシーンがあるんですが、これがけっこう泣けてきます。
ぜひ、アニメもご覧ください。