筋力と柔軟性はUPしたけど、減量に成功とはいえなかった真冬のP90X LEAN。
これはどう考えても、今年の冬が異常に寒かったのが悪いんだ。
と、まずは冬のせいにしてみる。
冬太りは体の防衛本能によるものだというから、冬に脂肪を燃やしても、きっと体が「だめ!」と蓄積モードに切り替えてしまうにちがいない。
3月に入ってもいつまでも寒くて、P90Xをいやいや続けたところで労多くして益少なしになりそう。
だから、暖かくなるまでやめちゃえ!
と、ワークアウト中断を正当化。
それに、どうせモルディブ行ったら太るんだし。
ノンダイバーの人たちは、「ダイビングで運動してるじゃない?」と言うが、ダイビングは運動性が低い。
特に今の私のように、ボートダイビングでどぼん、そのままドリフトなら、燃焼するシーンはほぼない。
南の海とは言っても、水中では体温は奪われ続けるわけで、体は脂肪を蓄積しようといらぬ頑張りをみせるだろう。
しかも、ダイブクルーズは、お酒とあてとお菓子に囲まれての食っちゃ寝生活、限られた船内のスペースで、キャビンとラウンジ、外のデッキと、1日数往復したところで、いったい何歩?の、潜る時以外は、ほぼ動かない1週間になる。
さらに、行き帰りの飛行機で、おいしくもないのにたいらげるエコノミークラスのミールから、太れる要素がぎっしり詰まっている。
きっとモルディブ帰る頃には暖かくなって、少しは痩せやすくなるだろう。
だから、モルディブから帰ったら仕切り直し!
と、潔く(?)3週間の中断。
3月24日の日曜日にモルディブから帰ってきて(家に着いたら、もう月曜になっていたが)、月曜日は1日どろどろした感じで仕事、夕方帰宅したら、ただただ気合いでP90X再開。
旅の疲れがとれないうちにというのがよくないのは百も承知。
でも、ここではじめなきゃ、二度と再開できなさそうな気がした。
しかも前回の90日で選択したLeanではなく、Classicに切り替えてのスタート。
また90日…と思うと、気が重い。
気乗り薄なまま、カレンダーのトレーニングブロック1のカレンダーのDay1はChest & Back。
皮肉にも、私がいちばん鍛えることを考えていない胸筋と背筋からはじまる。
ClassicとLeanコースとの違いは、Cardio Xが消え、かわりにPlyometricsがやって来たところ。
そして、Ab Ripper Xが、Leanでは週2だったのに、Classicでは週3になったところ…。
まずは、ADAPTIVE AND MASTERY PHASEの3週間。
月曜日 Chest & Back + Ab Ripper X
Chest & Backは腕立てと懸垂。
いちおう、回を重ねるごとに、腕の曲げは深くなりつつあると思う。
でも、まだまだ腕立てといえる動きにならない。
それでもきつい。
懸垂はプルアップバーを持っていないから、バンドで代用で負荷も感じず、息抜きになってしまっている。
これじゃ役に立ってない。
Chest & Backは、筋力ある男性が、プルアップバーで懸垂までやってこそ、最大限の効果が得られるプログラムだと思える。
火曜日 Plyometrics
ぜーはー、ぜーはー、そして大汗。
ジャンプが苦手で、インサニティのプライオがきつくてトラウマになっているので、ネガティブな先入観でスタート。
両ひざを、胸の高さに据えた両掌に届くようにジャンプする「JUMP KNEE TUCK」というのと、THE WHOのピート・タウンゼントをイメージしてという、腕をぐるんぐるんワインドさせながらやる「ROCK STAR HOP」という、高さを要求されるジャンプが、超きつい。
でも、全体的に、想像していたよりはマシというか、インサニティよりはマイルドである。
息は切れても、ねちねち腕立てよりは時間がたつのが早く感じるし、息切れと大汗で、やりとげた感があるのが救い。
水曜日 Shoulder and Arms + Ab Ripper X
ダンベル運動ばかりなので、楽勝な1日。
ただ、飽きる。
木曜日 Yoga X
ヨガは今もって、長いなあと思う。
相変わらずしんどいが、心からいやだと思うことはなくなった。
今も、ツルのポーズは敬遠、ブリッジは簡単ヴァージョンにしか手を出さない。
金曜日 Legs and Back + Ab Ripper X
Legs and Backはランジと懸垂。
ランジも、クラウディアの頃から慣れているし、たいして苦にならない。
懸垂も、レジスタンスバンド利用している限りは、ぜんぜん苦にならない。
たぶん、ドンキで買ったレジスタンスバンドがやわなんだと思うけど、やはり、なんのたしにもなってなさそう…。
土曜日 Kempo X
はじめた頃より、動きがわかってきた今のほうがしんどい。
キックで毎回、新たな筋肉痛が来る。
日曜日 X Stretch
唯一、穏やかな気持ちで取り組める日。
ヨガとストレッチ以外は、回数を重ねれば重ねるほど、慣れて楽になるどころかしんどくなる。
とくに、Chest & Back、Shoulder & Arms、Legs & Backの日は、いずれも1時間弱、ねちねちトレーニングしたあとに、追い打ちをかけるように、16分のAb RipperXがもれなくついてくるのが、とても憂鬱。
毎日、なんらか筋肉痛がやってきて、ひとつ筋肉痛が去ったと思うと、また新たな筋肉痛がやってくるの繰り返し。
つらい3週間が過ぎると、RECOVERY PHASEの1週間がめぐってくる。
月曜Yoga X
火曜Core Synergestics
水曜Kenpo X
木曜X Stretch
金曜Core SynergIstics
土曜Yoga X
日曜Rest or X Stretch
Ab Ripper Xと、腕立てのオンパレードなプログラムがないのはうれしい。
でも、Core CynergisticsとYoga Xが、週に二回も組まれているカレンダーを見て、眉間にしわが入る。
Core Cynergisticsは転がり系の運動が面倒臭いだけなのだが、あんまり好きじゃない。
さて、前回の90日で体重が減らなかったことに気分を害し(ま、食事制限をしない自分がいけないのだが)、毎日体組成計に乗って、100グラム増えただ減っただとくすぶっているのも精神衛生によろしくないとタニタもかれこれ1か月半くらい封印してきた。
P90X再開後、さすがに春めいてくると、同じエクササイズでも、汗のかきようが全然違う。
ハードなプライオをはじめたし、ヨガも前よりも体は動くようになっている。
家飲みはやめたし、LeanよりClassicの方が体に負荷がかかっているのは明らか。
1か月がんばったし、どう考えても、体重は減っているに違いない。
トレーニングブロック1が終わったことを契機に、ある朝、意を決してタニタに乗ってみた。
そしたら、まるで、フジッコのおまめさん。
「キャ~~~。ふえてる~!」
でも、体内年齢22歳になっている。
体脂肪率が下がり、消費カロリーはupして、筋肉量が2キロ近く増えていたかわりに、体重もしっかりア~ップ!
なんだよー。筋肉増えてまた体重増えるですか…。
インドカレーでナンをおかわり、イタリアンではフォカッチャをおかわり、ラーメンは汁までたいらげる、すき家でミニと言おうと思うのに、口が勝手に並と言い、疲れるとコートドールのチョコを1本ぺろりという日々には変わりはないが、なんで?
これ以上P90Xを続けても、かなり頑張って食事制限しなければ、きっと体重は減ってくれないだろう。
でも、食べた分だけ動く路線を継続する方向。
となると、そろそろ、筋トレメインのP90Xから、もっとカーディオを取り入れたものに切り替えるしかない。
P90Xはなんだかんだでもう120日取り組んだから、減価償却したはずだし。
おかげでこの冬は、風邪もひかなかったし、四ツ谷駅の、南北線から丸ノ内線の長いエスカレーターも駆け上がれる力はついた。
そこで、ビーチボディに新たなDVDを発注。
今回のワークアウトえらびのポイントは、カーディオ多めで、尻と腹をなんとかする系。
まずは、Shaun Tふたたび…。
「Hip Hop Abs Extreme」
1枚モノで、19.95ドル+送料2.95ドル。
DVDを再生すると、インサニティのストイックな感じとはちがって、ファンキーでフレンドリーな感じのショーンにいさん。
元祖Hip Hop Absは楽だったし、ショーンTの声にほっとしながら、気軽にはじめてみたら、あれれ?
やってることは基本同じなのに、なかなかハードだ。
スタート7分でこいつは痩せると確信。
が、しかーし、DVDが不良品。
55分のところ、画面はところどころスキップで30分で終わってしまうのだ。
ビーチボディにメールしたら、さっそく交換してくれるという。
たった1枚の軽い品物なので、バブルラップでくるんで国際郵便ででも送ってくれればいいものを、またまたFeDexで送ってくれるというのはありがた迷惑。
というわけで、現在到着まち。
さらに、美尻の神様、リアンドロの新作、「ブラジル・バット・リフト・マスターシリーズ」もオーダー。
DVD3枚1セット59.85ドル+送料14.95ドル。
トニー・ホートンがジョークずきのおじさんなら、ショーンTはファンキーな兄さん、リアンドロはファニーなおじさんだ。
リアンドロがいちばんなごめる。
この新ブラジル・バット・リフトは、DVD3枚で、25-35分という、時間が短めなのがよい。
今回は、バランスボールを使ったワークアウト中心で、バランスボールと空気入れもついてくる。
はじめてのバランスボールで、ちょっといそいそ。
でも、バランスボールは手ごわかった。
古典的な黄色いボディに青いホースの空気いれポンプもしっかりついているが、シュポシュポ空気入れるだけで消耗。
そして、バランスボールを抱えてやるエクササイズもあなどれない。
映像だけみてると、リアンドロも、デモンストレーションするガールズも、常時満面の笑み。
その笑顔マークからは、実際のワークアウトのハードさを、微塵たりもかんじさせない。
前のブラジルバットリフトもけっこうハードだったことをすっかり忘れ、これでP90Xの苦行から解放される!と喜んで始めると、映像から受けるイメージと、現実は大違い。
はじめて数分で大汗かくし、バランスボールをもって体をひねるだけで、こいつはウエストに聞くぞー、って感じ。
はじめて4日目にして、やけに腹筋が見えてきたけど、これは…!?
P90Xがゆるやかに効いてきたのか、それとも、ブラジル・バットリフトの即効性?
結局、どのワークアウトも楽じゃない、とあらためて思う今日この頃。