くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

9月、シパダン、セレベス・エクスプローラー(6) 9月21日(水)シパダン・ウィーク3日め

2011-10-13 07:35:09 |  ダイビング
今朝も左舷から朝日がきれい。


舳先に行って、シパダン島チェック。


後方、ボルネオのメインランドもよく見える。


トップデッキ、朝日を浴びる、サバ・フラッグ。


またまた前方、シパダン島。


遠くの寝姿山。


360度、穏やかな海。
そして、すっかり明るくなった頃、本日の1本目。


1st Dive タートルパッチ
きょうも海はぺたぺた。


エントリーしたら、カンムリブダイたちが、去ってゆくところだった。


後発組もいるが、ぱらぱら。


浅瀬の枝サンゴがとてもきれいで、しばらく漂っていたい。

でも、1本目だし、そうもしていられない。
深度をさげても、平凡でのんびり。
タートルパッチは、最近はカメよりヘルフリッチのイメージ。
でも、ゴールデン・ウィークを最後に、姿を消してしまったそうだ。
ヘルフリッチのいたオーバーハングをたずねてみたが、ヤング・アケボノーズがいるだけ。
シパダンのヘルフリッチをはじめて見たのは、たしかおととしの9月。
去年の9月にはいなくて、今年の5月にまた戻ってきていた。
きっとまたいつか、会えるだろう。

アンナさん。

浅瀬に戻ると、またまたカンムリブダイたち。
こんどは、こっちに向かってやってくる。




そして、浅瀬はどこまでもサンゴと、デバスズメダイ。


朝日を浴びて、気持ちのよさそうなカメ。



2nd Dive ミッド・リーフ
ミッドリーフといえば、エントリーポイントにあるジャイアント・クラム。
正直、どうでもいいと思っているので、いつもはスルーしているが、きょうは観察。

昔、ナショジの表紙で、シャコ貝を棲み家にしているハゼの写真を見たことがあり、ハゼ、いないかなー、と思ってくまなくチェックするが、こいつにはいない。

シパダンでは注目度低めのニチリンを訪問、背びれが開くのを待ってカメラを向けていたら、アケボノハゼが、すーっとニチリンの前を横切り、しばしアピール。
ニチリンの背びれは、アケボノが通ったことで、地味にしか開かない。




みんなが順番になにか撮っているので、近づいてみると、黄色いカイメンが2つ。
なんだか、やらせっぽい。

あとで聞いたら、やらせらしい。やっぱり。
ミッドリーフは、ハードコーラルもソフトコーラルももっさり。






永遠に続くかと思うコーラルリーフ。


そして、カメ、カメ。





エキジット後、母船に帰ると、トムが帰ってきていた。
なので、まともなフィンとはお別れ。
そしてエリエルが手配してくれた、ボルネオ・グローバルの、聞いたこともないメーカーのフィンをレンタル。
フィンを借りるにあたって、私の足のサイズを紐で測った完璧主義なエリエル。


3rd Dive バラクーダ・ポイント
レンタルフィン、異様に軽い。
足が軽すぎて、エントリー前も、エントリー後も、違和感ありあり。
でも、入ったところにバラクーダ。
中層で出てくれると、リーフにつかまってろ、と言われないので、バラクーダと泳げる。
軽すぎる足元でバランスは悪いが、キックした分だけ、ぐいぐい進む。








そして、潮は、ドロップオフ側に流れ、しめはギンガメ。





集団クリーニング中なのか、変色ツバメウオ軍団もいるし、


ギンガメの群れが切れると、クマザサハナムロの群れがいたりする。


でもやっぱり、ギンガメがいい。
何十万トンいるのだろう?


この3本目で、明日降りる4名の人々はダイビング終了。
シパダン3日間なんて、あっという間すぎる。
私たちにはまだ、あと4日、シパダンがある。

ランチ前、C/Eが泊まっているところから島をながめる。

島の西側、満潮でもないのに、ビーチが見えない。
やせるシパダンが心配。


4本目 ウェスト・リッジ
ウェスト・リッジが次のダイブサイトといわれて、わくわくはしない。
でも、ずいぶん長いこと潜っていないので、なんだかうれしい。
ドロップ・オフの隣だけあり、地形は迫力。


大物は単発で、まれにしか出ないので、深場では壁を凝視して、ハナダイ、ハナゴイにどっぷり。
フチドリさん、


パープルクィーンさん、






浅瀬に移動中のオーバーハングには、おなかがどうしようもなくたれさがったケショウフグ。


眉間をクリーニング中のカクレクマノミ。


鏡のような水面。にごっているけど・・・。


浅瀬は、小魚祭り。
パープルビューティ、


デバスズメダイ、


入り乱れる各種ハナゴイ、


安全停止時、そのまま空が見える。


水面・・・妙に粘着質な泡は何?
そして、痩せて来たジャングル・・・



本日も、4ダイブで終了にした。
ディナー後、ボルネオ・ダイバーズに泊まっている友達を訪ねて、マブールへ。
フィリピノ・ラムのタンドゥアイを用意して待っていてくれるのだ。
C/Eのトップデッキからの星空観察は、船灯でいまいちだが、ボートで沖に出ると、満天の星に流星。
ビーチバーにゆくと、夜目・遠目・傘の内か、日本人女子チームなだけで、ローカルスタッフがわっとやって来る。
こちらが座ってよしと言わなくても、同席する勢い。
1時間半後には、C/Eのボートに迎えに来てもらうことになっているし、日本でも、遠くに住んでいて、ここでしか会わない友だちに会いに来たのだから、ぶっちゃけ、知らない人々と社交してる暇もないし、面倒くさいので、隣のSDCに飲みにゆこうという話になった。
SDCは、バーにもカンティーンにもゲストはおらず、真の閑古鳥が鳴いていた。
タンドゥアイをスプライトで割ることにして、スプライトを4本買おうとしたら釣りがないという。
釣りもないリゾートとはナニゴト?
仕方がないので、すごすごと、ボルネオ・ダイバーズのビーチバーへ戻る。
なるべく不要に人が集まらないよう、大人数すわれないテーブルを選ぶ。
それでも、1~2名は、やってくる。
その中には、元アブディラのマディールも、ご丁寧にやって来た。

今回のタンドゥアイは、ちゃんとフィリピン製。
シアミルだと、1本5リンギットで買えるんだそうだ。
飲んでいると、友だちが、「ほら、ジョニー!」とビーチの方を見ている。
ビーチには、超メタボなおじさん。
ボルネオ・ダイバーズの、伝説的スタッフ、ジョニー…。
今は、PADIのアジア・パシフィックのお偉いさんらしい。
ジョニーは、私がシパダンに通い始めた頃には、もう、いにしえのスタッフだったくらい、古い代の人だ。
友だちが、わざわざジョニーを呼んで紹介してくれたので、「ナイストゥーミーチュー」としぇーくはんずなんぞ。
実は、私は、KKのショップで、1度だけジョニーに会ったことがある。
その頃もデブだったが、今は、その1.6がけくらいに見える。
「むかし、あなたのアドバイスでBCを買ったんですよ。」と言ったら、本当に覚えているかどうか疑わしいが、「思い出した!」と、しばし社交。
シパダンで私のスタビが壊れ、KKで今使っているBCを買ったのだ。
それにしてもジョニーは、とても穏やかな物腰で、品ある対応をして、スマートに去っていった。
ぶーでーな見た目とは違い、そのジェントルさに、その場にいた日本人女子のジョニー株暴騰。

そして、あっという間に1時間半がすぎ、帰る時間になった。
前回は、マブールのビーチからC/Eにむけて、水中ライトで合図を送って迎えに来てもらったが、今回は時間指定していたので、ボートはちゃんと待っていてくれた。
タンドゥアイの残りと、まだあけていない1本を手みやげにもらい、C/Eへ帰る。
静かな海に星空。
明日もきっといい天気。


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