ボーパールで行った州立人類博物館は、まだ、出来てまだ1年足らずの新しいものだが、ユニークな陳列品で、この地方の生活を示す、建物とその周りの生活がわかるものが陳列されている。壁面一杯に絵が描かれているか、つぼが飾られている。写真はそのつぼが飾られている壁だ。日本では、大阪、千里の民族学博物館がそれにあたるが、ボーパールのはもっと芸術的である。現在もまだ、工事中で、展示品を作っている最中である。
ボーパールは、マッディヤプラデーシュ(中央インド州)の首都で、ジャバルプルより大きな都市である。この州は、ハイデラーバードと同じく、ムスリムの藩王が治めていたので、インド独立の時に、その施政権移管の話し合いの結果、インドに統合された。私が泊まったホテルも、その藩王が長女である王女のために造った宮殿である。その王女は、パーキスターンが分離独立したため、この宮殿を次女の王女に譲ってパーキスターンに移住したと言う。インド独立の時、パーキスターンとの間で、ヒンドゥーとムスリムが、それぞれに移住した人たちがいたが、一般の人たちは、陸路で国境越えをして、かなり凄惨な殺し合いが宗教間であったようで、それが小説や映画になっている。
ボーパールでは、ムスリムが多いが、ホテルの専用車で案内された食堂は、野菜料理の店で、『バープーキクティヤー』という美味しい店だった。意味は、ガーンディーの小屋である。ワルダの隣、セーワーグラームにあるのがその小屋だ。
ボーパールでは、ムスリムが多いが、ホテルの専用車で案内された食堂は、野菜料理の店で、『バープーキクティヤー』という美味しい店だった。意味は、ガーンディーの小屋である。ワルダの隣、セーワーグラームにあるのがその小屋だ。
州立動物園からサイルサパターというところに行ったが、休みで、その隣の湖というか沼というか、そこに昨日終ったダセーラのドゥルガー女神を水の中に沈めていた。そこまで運んで来る車に付き添った人々が道路で踊り狂っているので、なかなか、それを追い越せない。
沼に沈めるのに、クレーンを使って小舟に移している。小舟がたくさん用意されていて、次々と運んで行って沼の中央に沈めるのだ。
昔、ダセ-ラの最も盛んなカルカッタで、ドゥルガー女神をフーグリ河に沈めるのを見た時は、川端から川に流し、クレーンなど使ってはいなかったが、こんなところに祭りの近代化が進んでいるのであろう。
沼に沈めるのに、クレーンを使って小舟に移している。小舟がたくさん用意されていて、次々と運んで行って沼の中央に沈めるのだ。
昔、ダセ-ラの最も盛んなカルカッタで、ドゥルガー女神をフーグリ河に沈めるのを見た時は、川端から川に流し、クレーンなど使ってはいなかったが、こんなところに祭りの近代化が進んでいるのであろう。
ホテルのプールで遊ぶつもりだったが、水漏れのせいで工事中のため、プールは水がなく空っぽ。
やむを得ず、昨日、受付のすすめでホテルの車を4時間40キロ以内、1200ルピーというので雇い、州立動物園に行ったが、ハイデラーバードの動物園のほうがいい。しかも、入り口で、外国人だからと、車代込みで400ルピーを請求され、ジャバルプル在住の証明書を見せたが、陰のほうに連れて行かれ、いいとも悪いとも言わないので、これは、チップを要求しているのだと分かったが、時間をかけて払わずに済ました。結構広いから車でないと大変であった。蛇がびっしり密集していたのが、見事であった。ライオンやトラがいたが、これはどこでも見られる。トラはかなり大きく、この州で捕獲したものであろう。
やむを得ず、昨日、受付のすすめでホテルの車を4時間40キロ以内、1200ルピーというので雇い、州立動物園に行ったが、ハイデラーバードの動物園のほうがいい。しかも、入り口で、外国人だからと、車代込みで400ルピーを請求され、ジャバルプル在住の証明書を見せたが、陰のほうに連れて行かれ、いいとも悪いとも言わないので、これは、チップを要求しているのだと分かったが、時間をかけて払わずに済ました。結構広いから車でないと大変であった。蛇がびっしり密集していたのが、見事であった。ライオンやトラがいたが、これはどこでも見られる。トラはかなり大きく、この州で捕獲したものであろう。
昨夜、11時発の汽車に乗るため宿舎を10時に出るとオートに言っていたのに、10時半過ぎに来た。スーツケースの大きいのがあるから、早く駅に着くようにしようと思ったのだが、オートのほうは時間が十分にあると踏んでいたらしい。そのせいで、1番線に近いほうの入り口におろされた時はあと10分しかなく、汽車は4番線とわかったので、スーツケースを持って階段を上がり、4番線まで走った。
息せき切って予約してある車両を見つけて乗ったが、なかなか出ない。どうも一番線側の時計が進んでいたらしい。
ボーパールに朝5時半に着くので、大きい駅で降りたところ、それはハビーブガンジという駅で、駅名を教えてくれた人が、動き始めた汽車にスーツケースを乗せてくれた。次の駅まで相当あったが、ここはボーパール駅かと確認したムスリムのオート運転手が、ヌールッサバーホテルまで250ルピーであるし、宿泊代が高いから、他のホテルにしろと言う。もう良いと言っても付いて来るので、ビームベートカ迄いくらか聞くと、3000ルピーと言う、ものすごく高い。
取りあえず、駅前でポーハーというご飯の朝食を採り、また交渉して、2300ルピーで折り合って、ビームベートカに行った。山の登り口で、初め、400ルピーと言われたが、車代込みの80ルピーと言うインド人料金を払い、山にオートで上った。前回、数年前に来た時より、整備されていたが、デリーやアーグラの世界遺産に比べると、見物客もかなり少ない。ビームベートカは勇者ビームの座っていたところを意味する。叙事詩ゆかりの土地だ。
ホテルに着いてから、オート代が倍も払わされた事が分かった。
息せき切って予約してある車両を見つけて乗ったが、なかなか出ない。どうも一番線側の時計が進んでいたらしい。
ボーパールに朝5時半に着くので、大きい駅で降りたところ、それはハビーブガンジという駅で、駅名を教えてくれた人が、動き始めた汽車にスーツケースを乗せてくれた。次の駅まで相当あったが、ここはボーパール駅かと確認したムスリムのオート運転手が、ヌールッサバーホテルまで250ルピーであるし、宿泊代が高いから、他のホテルにしろと言う。もう良いと言っても付いて来るので、ビームベートカ迄いくらか聞くと、3000ルピーと言う、ものすごく高い。
取りあえず、駅前でポーハーというご飯の朝食を採り、また交渉して、2300ルピーで折り合って、ビームベートカに行った。山の登り口で、初め、400ルピーと言われたが、車代込みの80ルピーと言うインド人料金を払い、山にオートで上った。前回、数年前に来た時より、整備されていたが、デリーやアーグラの世界遺産に比べると、見物客もかなり少ない。ビームベートカは勇者ビームの座っていたところを意味する。叙事詩ゆかりの土地だ。
ホテルに着いてから、オート代が倍も払わされた事が分かった。
海上自衛隊のイージス艦「あたご」が、漁をしていた操業中の漁船、清徳丸を沈めたことに対する刑事裁判の判決がしばらく前に出ていたが、それについて一言。
これは、日本軍隊の責任回避の典型的な、米軍支配下の自衛隊への継承であると考える。
先ず、ぶつかったときの航海長も見張り番も罰せられず、起訴された事故時に非番だった隊員達が無罪になっている事がそもそもおかしい。
イージス艦は米軍からの支給品であり、原発と同じ性質を持った、米国からの押し売りの賜物である。それをいかに自在に扱うかが、日本人に課せられた仕事である。イージス艦は、米軍最新鋭の大砲を撃ち込まれても沈まない丈夫な駆逐船である。
それ以前にも潜水艦なだしおが、東京湾で遊漁船を沈めて多くの死者を出していながら、この事故を起こしたという認識が甘い。
ぶつかれば、相手側が必ず沈み、軍艦は沈まない。原発も同じだ。日本を沈没させる危険物である。
清徳丸ばかりでなく、当時漁船団が操業中であったことは、海上自衛隊として把握していなければならないことであり、操業中の網を引っ掛けたりしただけで、弁償しなければならないのが、常識である。
それが漁船を沈めても、無罪では、世の中通らない。これの賠償は、原発同様、されていないに等しいのではないか。
もし、これが尖閣列島沖で中国の漁船沈没を惹き起こしたらどうなるか。他国の漁船には甘く、自国の漁船には、無責任であるということだ。そうでなければ、直ちに日中戦争である。
米軍からの借り物にしろ、最新鋭軍艦は、民間の船に、必要以上に注意を払うべきであろう。過失で無罪ではなく、過失でも有罪とすべきであろう。これでは、戦前の巨大な軍隊が辺りを払っていた時代と変わらない。自衛隊が、巨大な米軍の支配下にあることを示す証拠になるだけの結果である。少し、ましなのは、海上自衛隊内で処分をした点であろうが、これも効果がないことは、連続して事故を発していることである。自衛官は借り物でのハワイという米国での訓練を受けることに名誉を感じているのかもしれない。
これじゃ、沖縄はいつまでたっても国内憲法下には戻らない。
これは、日本軍隊の責任回避の典型的な、米軍支配下の自衛隊への継承であると考える。
先ず、ぶつかったときの航海長も見張り番も罰せられず、起訴された事故時に非番だった隊員達が無罪になっている事がそもそもおかしい。
イージス艦は米軍からの支給品であり、原発と同じ性質を持った、米国からの押し売りの賜物である。それをいかに自在に扱うかが、日本人に課せられた仕事である。イージス艦は、米軍最新鋭の大砲を撃ち込まれても沈まない丈夫な駆逐船である。
それ以前にも潜水艦なだしおが、東京湾で遊漁船を沈めて多くの死者を出していながら、この事故を起こしたという認識が甘い。
ぶつかれば、相手側が必ず沈み、軍艦は沈まない。原発も同じだ。日本を沈没させる危険物である。
清徳丸ばかりでなく、当時漁船団が操業中であったことは、海上自衛隊として把握していなければならないことであり、操業中の網を引っ掛けたりしただけで、弁償しなければならないのが、常識である。
それが漁船を沈めても、無罪では、世の中通らない。これの賠償は、原発同様、されていないに等しいのではないか。
もし、これが尖閣列島沖で中国の漁船沈没を惹き起こしたらどうなるか。他国の漁船には甘く、自国の漁船には、無責任であるということだ。そうでなければ、直ちに日中戦争である。
米軍からの借り物にしろ、最新鋭軍艦は、民間の船に、必要以上に注意を払うべきであろう。過失で無罪ではなく、過失でも有罪とすべきであろう。これでは、戦前の巨大な軍隊が辺りを払っていた時代と変わらない。自衛隊が、巨大な米軍の支配下にあることを示す証拠になるだけの結果である。少し、ましなのは、海上自衛隊内で処分をした点であろうが、これも効果がないことは、連続して事故を発していることである。自衛官は借り物でのハワイという米国での訓練を受けることに名誉を感じているのかもしれない。
これじゃ、沖縄はいつまでたっても国内憲法下には戻らない。
来週一週間、ドゥルガープージャーのお祭りダセーラで休暇を取って帰省する学生が多いので、休みになる。今日は、その学生達がもう休むから、授業には出られないと言うので、休講にすることになった。いつも出席している学生達は休むが、出席していない学生達があるいは来るかもしれないし、事務的な事をしなければならないので、大学には行った。
今、街を歩くと、ドゥルガー女神を祀っている小屋掛けが多くなって来た。
今日は、サダルバーザールの大通りにも小屋がかけられ、ドゥルガー女神が祀られている。歩道には、売り物が並べられ、足の踏み場もない。
いつも50ルピーで帰れるオートが今日は、祭りで高く、交渉で70ルピーにまで100ルピーから値下げ出来た。
明日、ボーパールに汽車で行くのに、夜は祭りで混雑すると言うから、駅まで行くのが大変かもしれない。
今、街を歩くと、ドゥルガー女神を祀っている小屋掛けが多くなって来た。
今日は、サダルバーザールの大通りにも小屋がかけられ、ドゥルガー女神が祀られている。歩道には、売り物が並べられ、足の踏み場もない。
いつも50ルピーで帰れるオートが今日は、祭りで高く、交渉で70ルピーにまで100ルピーから値下げ出来た。
明日、ボーパールに汽車で行くのに、夜は祭りで混雑すると言うから、駅まで行くのが大変かもしれない。
今朝、ノートを買いがてら、サダルバーザールでベルトのほつれを直してもらった。
以前から、通りに座って靴を直しているのを見ていたので、ラバーで剥がれた皮を貼って、ほつれを直せると思っていた。朝早くから今日も座っていたので、頼んだら、ラバーが間もなく届けられるから、1時間ほど待ってくれと言われ、菓子を買ったりノートを買ったりしてから、インディアンコーヒーハウスに入って、南インドコーヒーを飲んで11時半になったので勘定を済ました。以前、10ルピーだったコーヒーは、12ルピーに値上がり、さらに今回は、13ルピーになっていた。コーヒー豆が値上がりしているらしい。ベルトのほうは、まだ、出来ていず、急がせたら、自分で買いに出かけて行って、戻って来るのを待って直してもらったため、更に時間が経ち、12時15分になった。帰りがけ、雨に見舞われ、ずぶ濡れである。戻り雨期はなかなか去らない。先日、サダルバーザールを通っていた宗教団体の写真を載せる。
以前から、通りに座って靴を直しているのを見ていたので、ラバーで剥がれた皮を貼って、ほつれを直せると思っていた。朝早くから今日も座っていたので、頼んだら、ラバーが間もなく届けられるから、1時間ほど待ってくれと言われ、菓子を買ったりノートを買ったりしてから、インディアンコーヒーハウスに入って、南インドコーヒーを飲んで11時半になったので勘定を済ました。以前、10ルピーだったコーヒーは、12ルピーに値上がり、さらに今回は、13ルピーになっていた。コーヒー豆が値上がりしているらしい。ベルトのほうは、まだ、出来ていず、急がせたら、自分で買いに出かけて行って、戻って来るのを待って直してもらったため、更に時間が経ち、12時15分になった。帰りがけ、雨に見舞われ、ずぶ濡れである。戻り雨期はなかなか去らない。先日、サダルバーザールを通っていた宗教団体の写真を載せる。
土曜日に、買い物にリライアンスに行った帰り、オートを止めて、リンゴ1キロ60ルピー、バナナふた房24本49ルピーを買った。宿舎に着いてから、リンゴを貰い忘れた事に気づいたが、今日火曜日にそれを貰いに行った。八百屋はちゃんと覚えてくれていて、すぐに計りなおしてくれた。そこに行く途中で、追い越したインド人から挨拶され、握手を求められるままに、握手して一緒に歩いている時、奥さんが具合悪く、医者に架かるのに100ルピーかかるのでその調達に行くところだ。援助してもらいたい、と言う。妊娠しているのでないか、と聞いたが、自分はもう55歳でそんな事あり得ないと言う。どうしようかと思ったが、先日も初対面の人に援助を求められたばかりで、しかも、宿舎まで乗り込んでこられたので、今回は断った。どうも、こういう手合いに話しかけられやすい物を持っているようだ。
先日、シリアの化学兵器使用を理由に、政府側をフランスが中心になって空爆しようとしたのに、反対意見をここで記したが、昨日書いたヴィエトナム戦争のことが想起されたからである。
ヴィエトナム戦争では、現在の朴政権の父が、クーデターで大統領に就任していたとき、朝鮮戦争で疲弊していた韓国経済を持ちなおそうと、米国にお願いして、ヴィエトナム戦争に出兵し、その兵士の給与を米国に払ってもらい、米国の援助を勝ち取ったばかりか、化学兵器を使ってヴィエトナムの村民達を大量虐殺したが、それについては、いまだに、非難されることもない。このヴィエトナム戦争では、日本は、朝鮮戦争と同様に、米軍の尻馬に乗って、大もうけし、戦後の復興をはたしたが、現在、IT で世界一の儲けを誇っているサムスンにしろ、自動車のヒュンタイにしろ、このヴィエトナム戦争のお蔭で急成長した会社である。要するに血塗られた会社なのだ。
米国は、ケネデイ大統領の時から、第一次ヴィエトナム戦争で敗北したフランスに替わってヴィエトナムを植民地にしようと、正義の名目で、ズルズルと第二次ヴィエトナム戦争にはまり込み、このヴィエトナム戦争のヴィエトナム人の死者は400万人以上にのぼり、日本の大戦の戦死者、350万人を上回り、米国、韓国の死の商人だけが儲かったのだ。
シリアも元は、フランスの委任統治と言う名目の植民地であったから、フランスは、化学兵器を理由に、何とかその利権を回復しようとしたのだ。植民地獲得戦争はいまだに終わっていない。
ヴィエトナム戦争では、現在の朴政権の父が、クーデターで大統領に就任していたとき、朝鮮戦争で疲弊していた韓国経済を持ちなおそうと、米国にお願いして、ヴィエトナム戦争に出兵し、その兵士の給与を米国に払ってもらい、米国の援助を勝ち取ったばかりか、化学兵器を使ってヴィエトナムの村民達を大量虐殺したが、それについては、いまだに、非難されることもない。このヴィエトナム戦争では、日本は、朝鮮戦争と同様に、米軍の尻馬に乗って、大もうけし、戦後の復興をはたしたが、現在、IT で世界一の儲けを誇っているサムスンにしろ、自動車のヒュンタイにしろ、このヴィエトナム戦争のお蔭で急成長した会社である。要するに血塗られた会社なのだ。
米国は、ケネデイ大統領の時から、第一次ヴィエトナム戦争で敗北したフランスに替わってヴィエトナムを植民地にしようと、正義の名目で、ズルズルと第二次ヴィエトナム戦争にはまり込み、このヴィエトナム戦争のヴィエトナム人の死者は400万人以上にのぼり、日本の大戦の戦死者、350万人を上回り、米国、韓国の死の商人だけが儲かったのだ。
シリアも元は、フランスの委任統治と言う名目の植民地であったから、フランスは、化学兵器を理由に、何とかその利権を回復しようとしたのだ。植民地獲得戦争はいまだに終わっていない。