芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

ボーグエンザップ将軍の記事を特別扱いで報道すべし

2013年10月06日 | Weblog
ヴィエトナムのボーグエンザップ将軍が102歳で亡くなったと報道された。慎んで、ご冥福を祈る。
学生時代に、ヴィエトナム研究をした時に、米国をいずれ敗北に追い込む軍人として、馴染み深い方であった。
フランスから独立を勝ち取り、米国の侵略を撃破した、ホーチミンとともに記憶されるべき文字通りの英雄である。
不敗の米国を初めて破ってヴィエトナムを世界一の強国にしたのだ。
スペインの無敵艦隊を破った英国の将軍に匹敵する世界史的な人物だ。
米国に代わってヴィエトナムを属国にしようとした、米国との戦争を支援した中国の赤軍をも退けたその強さがどこから来ているのか、念願かなって一度、ヴィエトナムに行って見て来た。
ヴィエトナムを単なる安い労働力の国と見ているだけでは、日本の前の大戦での敗北の教訓は得られない。
日本をこれから軍事大国にしようとする人たちは、将軍の爪をいただいておくべきであった。
日本は、米国の友のように振る舞っているが、ヴィエトナム戦で敗北して繁栄の極から転げ落ちながら、イラーク、アフガーニスターンで最後のあがきをする米国に適切な忠告を出来ないのは、真の友ではない。敗北国の軍関係者は米国軍部の三下に成り下がっている。
日本のマスコミか各社は、ボーグエンザップ将軍の記事を特別扱いで報道すべきであるが、どの程度の報道をしたか。

街の通りで電飾の準備が始まる

2013年10月05日 | Weblog
昨日の日本語授業出席学生は男子3名女子2名の5名であった。
昨日の小テストは、なにぬねの、はひふへほであった。完全な子も2人ほどいたが、一つ二つ間違っている。例えば。ほというじの縦字が、2本の横棒を上に突き抜けているという、ありがちな間違いだ。小テストをして訂正するという行為が必要であることの証明だ。
出席学生がいたく減って来たのが、試験のあとで休みモードになったからか、厳しく試験を課したからか、そのうちにはっきりするであろう。そのうちというのは、私も来週末から休みを取ってというか、学生が試験休みだから、授業も休みで、実質的には休暇だから、ボーパールに行って、その近くのビーベートカーの古代絵を見ようと思っている。
今日は、久しぶりで雨が上がり、サダルバーザールに出て、インディアンコーヒーハウスで昼食にした。以前よく行った鳥肉屋で1キロ130ルピー2キロ260ルピー416円の鶏肉を買った。その前の通りが電飾で飾り始めていたから、近いうちにお祭りがあると思われる。写真右上の赤いのが、鶏肉屋の看板で、左下のヤギは、その肉屋がパーティーの時に解体するために飼っているのであろう。中央の道路上にあるのが夜になると輝く電飾である。

中国旅行を団体でするインド人

2013年10月04日 | Weblog
数日前に降り出した雨が、昨日から強くなり、雨期の様相を強めているので、一体これはどういう事かと、中国旅行から帰った女医のジョーティさんに聞いたところ、「戻り雨期」と言うのだそうだ。英語で、'retreat monsoon' である。
中国旅行は、重慶、西安。万里の長城を見たあとで北京からは時速300キロの新幹線で上海に移動し、新旧の上海を見て、大いに満足したらしい。40歳前後のジョーティさん医者夫妻が一番若く、あとは殆ど、退職したインド人で、24名の団体旅行だったという。ひと頃の日本のようだ。

「侘び寂び」について講義

2013年10月03日 | Weblog
一昨日、デザイン科のシェーカル先生に、3日の授業を代わってしてもらえないかと、頼まれて快諾し、昨日、一日その準備に費やして、今日、その授業を12時から1時間「侘び寂び」について講義した。
家内がシェーカル先生と共同でデザインを教えているのだから、本来なら、代理を務めるべきなのだが、急な話なので、準備が間に合わないからと私に振って来たのだ。
私は、先日来、侘び寂びの歴史を調べていて、一度話をしようと思っていた矢先だったが、まとめていなかった話を、取りあえず、達磨大師がインドから中国の洛陽近くにある少林寺に禅と少林拳をもたらしたところから話し、鳩摩羅什、玄奘の活躍で、長安に仏教が栄え、そこで、禅が盛んになり、宋の時代になって、南宋から栄西、道元によって禅と抹茶が日本にもたらされたところまで話して、1時間になってしまった。
予定では、その後、鴨長明と吉田兼好の「無常」について話すつもりだったが、人物や寺など映像とキーワードを垂れ幕に映してもらいながら話したら、学生がそのキーワードを写すのに時間を取られて、なかなか進まなかった。初めての名前ばかりで、一部の学生が知っていると思われたのは、達磨大師ぐらいだったであろうか。
達磨大師はさることながら、達磨を知らない日本人はいないし、玄奘と西遊記についても日本人は大抵知っているが、『大唐西域記』がインドの誇りである古代史の発掘にいかに役立っているかもインドの学生は知らないようだった。

市販カレンダーと大学の休日が同じマハートマーガーンディー誕生日

2013年10月02日 | Weblog
今日は、マハートマーガーンディー誕生日で、一般の学校も国立大学も休日だ。
一般の市販カレンダーに休日となっているガネーシュの祭りなどは、国立大学では休日でない。しかも、カレンダーと一日違いの休日だったりすることもある。
マハートマーガーンディー誕生日は、市販カレンダーと大学の休日は同じだ。ワルダのマハートマーガーンディー国際ヒンディー語大学では、早朝、ガーンディ丘に集まって、特別な行事をしたが、ここでは、メールで、冥福を祈って黙祷をするようにと指示が来ただけである。ワルダは、名前を冠する大学なのだから、特別な行事をしてから菓子のラッドゥーを配って祝いをするのは当然である。
今日は、朝から天気が悪かったが、午後から雷雨になった。十月に入ったのに、まだ、雨期の影響が残っているのだろか。それとも異常気象なのか。

日本語授業で小テストをしたら、学生が半分に

2013年10月01日 | Weblog
先週の日本語授業で小テストをして、漢字の一から十までの数字と、あいうえお、かきくけこを書かせたところ、だいたい書けていた。しかし、そのせいか、昨月曜日の学生は、更に半分に減って、8名の出席であった。いまから、小テストで期末テストの準備をして上げているのに、私的なテストをいやがるようだ。
昨日、出席の学生は、昨日の小テストで出した「さしすせそ、たちつてと」はほぼ出来ていた。
小テストに耐えられない学生が今後も増え続けるかもしれない。今度の水曜日は、マハートマーガーンディー誕生日で、休日だから、次の日本語授業は、金曜日で、「なにぬねの、はひふへほ」のテストだ。