わたしは、あがり症なので、人前でしゃべるのを大の苦手としている。
それでも、趣味の俳句の句会などで司会などやらされて、いくらかはしゃべれるように
なったが、やはり苦手である。
だから、大勢の人の前で堂々としゃべる人を見ると、無条件に尊敬してしまうのだ。
以前同僚だった友人のF氏も会社の全体会議では、全社員を前に堂々と自分の意見を
述べれるのである。もう惚れ惚れするくらいなので、「どうすればあんなに人前で
しゃべれるの」と聞いてみた。
すると彼は、以前勤めていた会社での仕事が、プレゼンテーションなしでは出来ない
ところだったので、必然的に身に付いたというのである。
プレゼンテーションというのは、自分の作品や企画、研究の成果などの情報を、
聴衆に対して発表し伝達することなのだが、はてさてそんなことやった覚えは…。
と思っていたら、ン…もしかして、あれってプレゼンテーション?とおぼしき
ことがあるではないか。
それは漫画家の修行時代にやった“持ち込み”というやつである。当時例えば
「少年ジャンプ」ではマンガ読みきり31ページと決まっていたので、31ページのマンガが
描けたら「ジャンプ」の編集者にアポをとって、「○日の○時に集英社の編集部へ」
と約束の日時に作品を持って出掛けるのである。
そして編集者に見てもらい、講評をうけるのだ。このとき作者は、自分のこの作品が
いかに優れているか、いかに自分が将来有望な新人であるかということをアピールする
のである。聴衆に対してではなかったが、今にして思えばプレゼンテーションではない
だろうか。
当時生意気にもわたしは自分が天才だとうぬぼれていたので、(すぐに天災のほうである
とわかるのだが)ちょっと首をかしげる編集者に対して、「こいつオレの才能がわからん
のか」などと思い上がって、不届きな態度をとって、原稿がボツになることが多々あった
のだ。(ホントどうしようもないヤツでした)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
考えてみれば、全国津々浦々からその道の達人・才能・各地の天才?が集まってくるので
ある。鼻っ柱をへし折られるにはそう時間はかからないのだ。それでも編集者は辛抱強く
作者のいい面を引き出そうと努力してくれるのである。エライ…。
その後もいろんな出版社に持ち込んでこのプレゼンテーションを繰り返して、少しずつ
OKをもらうようになって、やっとマンガ雑誌に掲載されるのだ。
こういう1対1の経験は豊富で平気なのだが、大勢の前だと舞い上がってしまうのである。
(情けない)だから、できれば多くの聴衆の前で堂々と自分の意見を言えたらいいなあ
とはかない願望は抱いているのだが、そんな役割をふられると、一目散に逃げてしまう
のである。
しかしまああまり多くを望んでもいけないので、このコンプレックスを噛みしめつつ
堂々と?生きていこうと思っているのデアリマス…。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
それでも、趣味の俳句の句会などで司会などやらされて、いくらかはしゃべれるように
なったが、やはり苦手である。
だから、大勢の人の前で堂々としゃべる人を見ると、無条件に尊敬してしまうのだ。
以前同僚だった友人のF氏も会社の全体会議では、全社員を前に堂々と自分の意見を
述べれるのである。もう惚れ惚れするくらいなので、「どうすればあんなに人前で
しゃべれるの」と聞いてみた。
すると彼は、以前勤めていた会社での仕事が、プレゼンテーションなしでは出来ない
ところだったので、必然的に身に付いたというのである。
プレゼンテーションというのは、自分の作品や企画、研究の成果などの情報を、
聴衆に対して発表し伝達することなのだが、はてさてそんなことやった覚えは…。
と思っていたら、ン…もしかして、あれってプレゼンテーション?とおぼしき
ことがあるではないか。
それは漫画家の修行時代にやった“持ち込み”というやつである。当時例えば
「少年ジャンプ」ではマンガ読みきり31ページと決まっていたので、31ページのマンガが
描けたら「ジャンプ」の編集者にアポをとって、「○日の○時に集英社の編集部へ」
と約束の日時に作品を持って出掛けるのである。
そして編集者に見てもらい、講評をうけるのだ。このとき作者は、自分のこの作品が
いかに優れているか、いかに自分が将来有望な新人であるかということをアピールする
のである。聴衆に対してではなかったが、今にして思えばプレゼンテーションではない
だろうか。
当時生意気にもわたしは自分が天才だとうぬぼれていたので、(すぐに天災のほうである
とわかるのだが)ちょっと首をかしげる編集者に対して、「こいつオレの才能がわからん
のか」などと思い上がって、不届きな態度をとって、原稿がボツになることが多々あった
のだ。(ホントどうしようもないヤツでした)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
考えてみれば、全国津々浦々からその道の達人・才能・各地の天才?が集まってくるので
ある。鼻っ柱をへし折られるにはそう時間はかからないのだ。それでも編集者は辛抱強く
作者のいい面を引き出そうと努力してくれるのである。エライ…。
その後もいろんな出版社に持ち込んでこのプレゼンテーションを繰り返して、少しずつ
OKをもらうようになって、やっとマンガ雑誌に掲載されるのだ。
こういう1対1の経験は豊富で平気なのだが、大勢の前だと舞い上がってしまうのである。
(情けない)だから、できれば多くの聴衆の前で堂々と自分の意見を言えたらいいなあ
とはかない願望は抱いているのだが、そんな役割をふられると、一目散に逃げてしまう
のである。
しかしまああまり多くを望んでもいけないので、このコンプレックスを噛みしめつつ
堂々と?生きていこうと思っているのデアリマス…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)