若さに嫉妬して、遅まきの青春性の目覚めをたまわって以来、目からウロコが落ちた
感じで世の女性を眩しく感じていたが、果たして、ほかの人はこのような目覚めは
なかったのか…。気になったので、同じく家庭持ちで愛妻家の同年輩の友人知人に
会うごとに聞いてみた。
すると、異口同音に「それとこれとは違うでしょう」というのである。
そして、彼らはとっくの昔に目覚めていたのに驚かされたのである。にゃんと
わたしだけが年をとったガキだったことに気づかされたのである。「一体我が人生は…」
またもやおいてけぼり感に、しばし呆然としてしまった。
“それ”と“これ”つまり、妻とほかの女性のことなのだが、その愛情というか
にゃんというか、そこいらを彼らは見事に意識分けしていたのである。
言われて、感覚的にはすんなり「わかる」と思えるのだが…「それ」が他の女性で
「これ」が奥様でありましょう。
しかし、「そのそれ、って、どうこれと違うのか」と突っ込むと、これまた
異口同音に「ウ~ンそれ、はそれ、これ、はこれでしょう」などと、追求をかわされて
しまうのだった。
まあ…みんな感覚的に納得しているようなのである。
こちらは遅すぎた目覚めのおかげで、一応…ときめき、切なさ、とまどい、懊悩、ため息、
と久々に思い出したのだが、若き日となんら変わらないように思えた。
なかなか、このようなものにしっかりした免疫は付かないようである。
そして、この目覚めが、我が人生に何をもたらしたのか…まだ、何も見えてないのだ。
「友情と愛」「義理と人情」「遊びと本気」「夢と現実」世にあふれる、あれ、それ、
これ、それ、幼稚なワタシには、なかなか使い分けできませぬ…。
感じで世の女性を眩しく感じていたが、果たして、ほかの人はこのような目覚めは
なかったのか…。気になったので、同じく家庭持ちで愛妻家の同年輩の友人知人に
会うごとに聞いてみた。
すると、異口同音に「それとこれとは違うでしょう」というのである。
そして、彼らはとっくの昔に目覚めていたのに驚かされたのである。にゃんと
わたしだけが年をとったガキだったことに気づかされたのである。「一体我が人生は…」
またもやおいてけぼり感に、しばし呆然としてしまった。
“それ”と“これ”つまり、妻とほかの女性のことなのだが、その愛情というか
にゃんというか、そこいらを彼らは見事に意識分けしていたのである。
言われて、感覚的にはすんなり「わかる」と思えるのだが…「それ」が他の女性で
「これ」が奥様でありましょう。
しかし、「そのそれ、って、どうこれと違うのか」と突っ込むと、これまた
異口同音に「ウ~ンそれ、はそれ、これ、はこれでしょう」などと、追求をかわされて
しまうのだった。
まあ…みんな感覚的に納得しているようなのである。
こちらは遅すぎた目覚めのおかげで、一応…ときめき、切なさ、とまどい、懊悩、ため息、
と久々に思い出したのだが、若き日となんら変わらないように思えた。
なかなか、このようなものにしっかりした免疫は付かないようである。
そして、この目覚めが、我が人生に何をもたらしたのか…まだ、何も見えてないのだ。
「友情と愛」「義理と人情」「遊びと本気」「夢と現実」世にあふれる、あれ、それ、
これ、それ、幼稚なワタシには、なかなか使い分けできませぬ…。