二重の虹を見た時に買った宝くじの抽選発表があった。なんと一千円が当たってしまったではないか。（笑）
この宝くじ、よく見ると牛さん豚さんの絵が付いているのだ。
そして「口蹄疫復興宝くじ」とあり、１等３０００万円の
割りと質素な宝くじなのである。
見た瞬間には、大震災の復興宝くじかな…と思ったのだが、
もう記憶の彼方に行ってしまっていた口蹄疫という文字を
ああ…と思い出すほどだった。
美しき虹を見た瞬間、我が煩悩の物欲がほとばしり、思わず
握りしめた牛さん豚さんの絵柄くじ券…。自分のあさましさに
あきれ果てる思いだ。
この券は宮崎・熊本・大分・鹿児島の九州四県からの発売で、
収益金は全額口蹄疫の被害を受けた復興事業に役立てられるとある。
九州出身のわたしとしては、多少なり復興に寄与したことになるので、
ちょっとホッとするところだ。
この宝くじは、通常ある最低200円の当たり券は無く、
最低千円の当たり券なのである。わたしはこの千円をゲット
したわけなのだ。（また笑い）実をいうとこれは買った時に
予想した金額なのである。
虹を見て、思わず宝くじを買わなきゃあという思いが
ほとばしったのは事実なのだが、当たる！という
予感は正直そんなに強くはなかったのである。
しかし、この券にはもう一つのキャンペーンなるものがあって、
四県特産の牛肉５００gが３千名に当たるというのだ。
実はこちらが当たる予感が強いので、応募させていただいたのである。
つまり、我が本命としてはこちらの、すき焼き用肩ロースなのだ。（懲りてね～）
当選者のみ、ハガキで知らせてくれることになっているので、心待ちに
しているところなのである。
それにしても、前回宝くじのことを悪魔の所業が潜んででいるかのように
書いたが、待てよ…とふと思ったのだ。我があさましき俄欲が露わに
なった様は、悪魔ではなく、神の御業ではないのか…と。
宝くじというのは、良くも悪くも、人間の煩悩に揺さぶりをかけてくる。
買わなければ決して当たらないというカセを掛け、一攫千金の夢をちらつかせ、
もろもろの俄欲をあぶり出させる試練とも取れる…。しかも、支払ったお金は
何らかの公益に役立てる一助となるのである。
わたしなんぞ、手もなくひねられてしまったわけなのだが、
ウ～ム、悪魔か神か…わからなくなってしまったではないか。
そういえばこんな拙句も作ってたっけ。
神か悪魔か 花カマキリを 創りしは
issei
ウ～ム。
