つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

好きなこと

2012-01-20 06:16:16 | 俳句

俳句仲間からの年賀状の返事で、「女性陣は全員俳句をやめてしまった」
旨が記されていた。

わたしが最初に属した句会の方からであった。当然わたしにとっては
残念な知らせではあったが、一方致し方がないかな…という思いを
感じたのも事実である。

最初に属した句会は、地域の方たちばかりの地元の句会で、先生を
のぞいては、男性はたった一人で、残りは全員女性だったのだ。
その一人だった男性は、ずっと続けているし、わたしもまた…。

しかし、これは決して男女の差ではなく、いかに好きであったかに
関わってくるのだと思う。現に、たった一人の男性は約1時間かけて
遠方から通ってきていたし、他の句会では、ずっと続けている女性を
何人も知っていたのである。

俳句をやる動機はそれぞれあったと思うが、自然に求めてたどり着いた
というものではなかったのでありましょう。結局それほど好きではなかった、
あるいはそれほど好きになれなかった…のかもしれない。我儘なわたしなど、
好きではないものなどやらないので、続いているのだと思う。

こんなわたしなので驚いたのは、自分が何が好きなのかわからない人が
案外多いことだった。好きなものがわからないということがわからなくて
不思議に思ったものである。

こちらは、「好き」というものを手繰り寄せて、漫画、水墨画、俳句と
やっているので、苦しい時「もうやめた!やめた!」と思っても…やめれないのである。

俳句仲間がくれた年賀状には、また句会をやりたそうな雰囲気を感じたので
一度相談してみる手はあるかな…とも思っている。ただ、今は何かと
まだあわただしく、落ち着かないので、しばらく動けそうにない。

自分では、人生の最後に残るの俳句ではないか…と思っている。それは
手足が利かなくなって絵が描けなくなっても、脳さえ動けば、俳句を
ひねり出せるからである。

病院に入院してて、もはや瀕死の病床で、自分に打たれている点滴を
眺めつつ…


      点滴の しずく身に満つ 天の川
                         issei

なあーんて、辞世の句を作っちゃうかもしれないのだ…。




コメント
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