TVで、溺れているカラスを熊が助けるのを観た。
動物園だと思うが、段差のあるプールのような
ところで、カラスが溺れそうになってバタバタと
羽根を動かしている。
それに気付いた熊が、手を伸ばして爪先に引っ掛け、
最後は口に羽を咥えて、プールから引き揚げたのだ。
引き揚げた後は、何事も無かったかのように、
自分の餌を食べ始めたのである。
カラスは、しばしバタついていたが、そのうちに
立ち上がってシャキッとした姿を見せていた。
何とも言えず感動を覚えたのは、明らかに
助けようという意思を持って熊がカラスを
プールから引き揚げたように思えた
からである。
動物にも、助けようという気持ちがあるのだと
いうことに、今さらながら気付かせてもらった…。
動物や鳥、昆虫、小さい虫、果ては細菌類に
至るまで、もしかしたら、このような感情を
持っているのかも知れないなあ…と
思い至り、人類としての驕りを、ちと反省
させられたのだった。
なお、この熊がカラスを助ける動画は、「熊が
カラスを助ける」と検索すれば、ユウチューブにて
観れます。