某IT社長の座右の銘は、「無我夢中」だそうである。
某社長は、この心情をエネルゲンに現在の地位を
築いてきたという。
確かに、無我夢中というのは、強烈な純真推進
エネルギーに違いない。
しかし、雑念雑多を踏み越えて、色染みしてしまった今、
この境地に至るのは、もはや厳しい年齢状況にあるようだ。
それでも、このエネルゲンは、欲しいと思うのが偽らざる
心情である。
そこで、何とかそれに近いものはないかと模索した結果、
辿り着いたのが、“死にもの狂い”なのだ。
これだったら、幾つになってもチャレンジできそうである。
無我夢中が攻撃的エネルゲンなら、死にもの狂いは、
追い詰められた時に発揮する火事場の馬鹿力とも
いうべき守備的なものかも知れない。
あるいは、弱者に与えられた窮鼠猫を噛む的な、
エネルギーかもしれないが、いいところは、事の
大小にかかわらず、誰にでもその気になれば発揮
できるところだろう。
思えば、今でも死にもの狂いでやらなければならない事が
あるように思う。
やってないなあ…やってない…!やってみるか、
死にもの狂い…W