「猫パンチ カマキリ受けて 立つつもり」
issei
近くの緑地公園へ、散歩に行こうとしたところ、
公園の入り口付近の草むらで、猫が何やら
興味深々に見つめているではないか。
こちらも、興味を持って眺めていると、
その猫の目の前に、カマキリがいた。
猫は、首を傾げつつ、おもむろに右手を上げると、
チョンと、カマキリに触れるか触れないかぐらいに、
ちょっかいを出し始めた。
カマキリは、ファイティングポーズの形を
取ると、身を反らしつつ、時折り猫に鎌を
繰り出そうとしていた。
猫の遊び心とカマキリの必死さが、
妙に可笑しく、しばし眺めいったのだった。
カマキリは、時折り句材として使わせて
もらっていて、
「カマキリの 呼べば小癪に 振り返る」
「蝶抱き カマキリの恋 終わりたる」
issei
などの句を作っている。