つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

地の蝉時雨

2022-08-22 03:10:52 | はいまん彩

あおむける うつぶせる地の 蝉時雨
                 issei
玄関を出ると、アブラゼミ、クマゼミが
仰向けに落ちていた。

クマゼミは、落ちたばかりなのか、まだ
手足が動いている。

晩夏の風景だが、何となく寂しさを覚えて
しまう。

盛夏を鳴き誇った蝉時雨の声の一つ一つが、
こうして落ちてゆく…。

もう一句

蝉の四肢 空掻きて聴く レクイエム
                 issei



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