つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

よく見ると、無差別ばかり

2021-08-07 05:46:08 | つらつら思うこと
日本には、柔よく剛を制すという
精神の下に、柔道では、無差別級という
クラスがあったりする。

相撲など、典型的な無差別級なので、弱さを助け
強さをくじく的な、日本の文化なのかも知れない。

しかし、オリンピックでは、不公平と
いうことで、柔道では、事実上無差別級は無い。

確かに、クラス分けすると、かなり
公平ではあるなあと思っていたが、
オリンピックでの、他の色々な
競技を見ているうちに、あれ?と
思った事があった。

陸上、水泳、球技、その他諸々
結構無差別なのである。

バスケ🏀やバレーボール🏐の身長差の
すごい事。

大体、日本は背が低いので、身長差の
ハンデを強いられる。

バレーボールなど、すぐに高いブロックの
壁を築かれてしまうのだ。

今活躍している女子バスケにしても、
出場全チーム中の平均身長は、下から二番目で、
対フランスとの差は、約9センチあるのだ。

これが不公平でなくて、何だろうかと
思ってしまった。

水泳にしても、トップスイマーは
大体において、身長が高いのだ。

手の一かきでの推進力が、違うのは
容易に推測できる。

その他、陸上の高跳び、幅跳び、
砲丸投げなど、挙げればキリがない。

このように、あらゆる競技は無差別が
多いのが現実なのだ。

それに気づいた時、何となく釈然と
しなかったのだが、さらによくよく
考えてみると、あらゆる種目の面白さは、
この無差別級にあるのでは…と思える
ようになったのだ。

女子バスケが身長差をものともせず、
勝利した時には、痛快な喜びが
あったし、それほど身長が高いとも
思えない女子水泳、大橋選手の連続
金メダルの快挙など、平均化では
感じないような爆発的な喜びがある
ではないか。

つまり、無差別級には、常に意外性が
潜んでいるのだ。

又…日本の文化的応援に、判官びいきというものも
ある、このような事を考えると、不公平を背負っての
戦いの無差別級には、心情という付加価値の増幅が
加わって、感動をより大きいものにしてくれるに違いない。

そう実感すると、様々な無差別級は、そう悪いものでも
無いと思えるのだ。

その最たるものの女子バスケ🏀の決勝がある。

日本🇯🇵対アメリカ🇺🇸は、まさに無差別級の極致と
言っても過言ではないだろう、低よく高を制するか、
キッチリ試合を見守っていきたいと思っている。








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