地区の保健委員として、献血のお手伝いを
した。
常日頃から、世の中のお役に立っていない
事にじくじたる思いを抱いていたので、
いいチャンスとばかりに、願い出たのだ。
手を挙げた精鋭?8名が、献血の
お手伝いをした。
お手伝いの内容は、車や人の誘導と
受付、それにスピーカーでの呼びかけである。
わたしは、受付を仰せつかったので、
献血に来た方に、用紙の記入法、医師への
案内、記念品の手渡しなどを行った。
色んな方たちが来られたが、えらいなあと
思ったのは、けっこう皆さん献血手帳を
持っていて、度々献血をされてることが
うかがわれたことである。
手伝い前の委員の会議では、年々
献血する人が減っているということを
聞いたのだ。
それを思うにつけ、ここに来られる方の
志を考えると、それだけで人物の信用度が
高いと言えるではないか。
かくいうわたしなど、遠い昔に持っていた献血手帳の
行方さえわからない始末で、わが身の信用度がはなはだ
低いのは致し方のないところだ。
この日2時間の献血者数は37名。
この方達こそ、この地区の精鋭達だと
痛感したのだった。