つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

捨ててみよう

2013-11-10 07:48:24 | つらつら思うこと

恥ずかしながら、断捨離(だんしゃり)という言葉を

つい最近になって知った。

 

断ー入ってくる要らないものを断つ

捨-家にずっとある要らないものを捨てる

離ー物への執着から離れる

 

という意だというが、もともとヨガの行法からきた言葉らしい。

 

最近では無駄なものを捨てるという片づけ術と

して使われているようだ。

 

このあいだ、家の中の衣服を整理したのだが、

不要と判断した服が45ℓのゴミ袋に4つも出た。


それは、もはや着れないもの、着ないもの、などだが

中には1~2度袖を通しただけのコートもあった。


清貧暮らしの我が家においてさえそうなのだから、

一般家庭においてはさぞや…と思われる。


もったいない派なので、いつか使うかも…と

捨てきれなかったが、結局使わないので、

室内ゴミと化していたのだ。


どうせなら、再利用で、世の役に立ってもらえないかと思い、

毎週近くのスーパーの駐車場で、リサイクル活動

している方に聞いてみた。


すると、リュース(すぐに使えそうなもの)品とリサイクル

(再生使用)に分かれるというので、袋別に

仕分けして、持って行って出した。(下着、靴下は未使用のみ)


さすがに少々スッキリした。使わないものを抱え込んで

おくというのは、云わば体脂肪が増えすぎている肉体

のようなものだと自覚したのだった。


これが衣服に限らず、家電、食器、本などに

及ぶと、相当なダイエットになるに違いない。


断捨離の本意は、モノへの執着を捨てることに

あるという。

モノがなかった時代から、モノがあふれる時代に

なってしまったのだ。


さらに家中を見回し、モノへの執着を絶って、思い切って

捨ててみようと思う。

TVをゴロゴロ寝ころんで観ていると、もう一つの

断捨離の対象になりかねないので、お気を付けあれ…。


 

 

 

 

 

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晩飯にちょっとした変化

2013-11-08 09:09:56 | 料理

晩飯を時折、手巻ずしにする。

 

食材は大抵決まっていて、魚はサーモンと

カンパチかブリのブロックを買ってきて、

刺身状に切る。


そしてすし飯を作り、それに大葉、スプラウトを

一緒に海苔で巻くのだ。大体食べるものが

それぞれ決まっているので、それで済んでしまう。


ちょっとした我が家の手抜き料理でもある。

これはこれで楽でいいのだが、作るこちらも

何だか物足りない感じもしてきていた。


やはり日常においても、スリルとサスペンスとは

言わないまでも、少しは変化がほしいのだ。

 

そこで、以前回転ずしで食べた巣ごもり巻を

思い出した。

 

海苔巻の中に山芋のすりおろし、その上にウズラの卵が

乗っているのだ。

 

これを身内の一人がエラク気に入って、よく注文

していた。

 

ちょっと山芋は大がかりになりそうだったので、

オクラをゆがいて輪切りにした上にウズラの

卵の黄身を乗っけて、ワサビ醤油を垂らした。


これが、けっこうウケて、巣ごもり好きが

お代わりをしていた。


ついでにキュウリを細切りにして出したら、

これも結構サッパリすると、かっぱ巻きにして

よく食べていた。


やはり、日常にも多少は変化があったほうが

よろしいかと自覚した次第…です…ハイ。



 

 

 



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酔い柿

2013-11-04 07:41:22 | ちょっとした出来事

友人のF氏から枝豆と柿をもらってきた。

 

彼の家は先祖伝来の畑があるのだ。


もらった枝豆は黒枝豆と言うそうだが、見た感じは

緑色のまったくの枝豆だ。剥いてみると、豆がちょっと

黒ずんだ薄皮に覆われていた。ほっとくと鞘ごと

黒くなるそうである。


「殺虫剤使ってないから虫食いが多いよ」と彼が言った通り、

お見事な虫がお先にむさぼっていたのが多々あったので

みんな剥いて食べた。

冷凍の枝豆しか食べてなかったので、ワイルド

だったが、生の採りたてはやっぱり旨かった。


「柿はまだちょっと早いんだよね」と彼が言う通り

そばに生っていた柿は全体には熟れていない。

 

それでも、色づきがいい柿を選んで7~8個

いただいた。


家へ帰って、1個だけ完熟で柔らかくなったのが

あったので、台所で食べてみると、「うんま~!」と

思わず叫んでしまった。


すると、その声を聞いた身内が飛んできて、

「あ~何食べてるの」と発見され、「美味しそう~」

と言うが早いか、パクリと残りを口に入れ「旨~い!」

同じく絶叫した。


しかし、一口ではもの足りなかったのか、「あ~こんなにある」

と、もらってきた柿を袋から取り出している。


「そっちはまだ早いよ」というと、「けっこう熟れてるの

あるよ」と言って何やらゴソゴソ…。


しばし、間があって…「ん~むあ~!!!」と人間の声とも

思えないうめき声に近い声が聞こえてきた。

 

見れば顔が梅干しばあさんになっている。「エ~、何なんだ…」

とわたしも同じのをパクリ!「んごお~!!!」

同じような声がしぼり出て、梅干し爺さんになってしまった。


ものすごく渋いのである。


彼の一家は、柿が嫌いでほとんど食べないせいか

渋柿かどうかも知らなかったらしい。


しかし、食べた熟柿は、「こんなに旨いのもらっていいの?」

とマジで思ったほどで、甘柿の比ではなかったのだ。


調べてみると、甘さは渋柿のほうが勝っているという。


だから渋みの取れた干し柿などは、あんなに甘いのだ。


ということは、そのまま熟れさせればあの旨さが

得られるに違いない。

 

しかし、我ら凡庸のつらさは、じっと待つという崇高な

時間を過ごせないところにある。

 

目の前に青いニンジンをぶら下げられた駄馬の

ごとくなので、何とか早く甘くできないかとネット検索で探した。


干し柿は出来そうもないので、他の方法を探すと

一番簡単なのが、柿のヘタの部分にアルコールを

垂らす、というのがあった。

 

全部の柿をひっくり返し、愛飲の焼酎をヘタに垂らした。


翌日見てみると、気のせいか一番赤かったのが

すっかり深紅近くになっている。


「アハ…柿が酔ってる」何だかおかしかったが、すぐに

パクついてみると「旨い!」渋みは全然感じなかった。

早くても2~3日はかかると思っていたので、

焼酎の効果を実感した。

これを勝手に「酔い柿」と命名し、「次はお前さんかな…」

残りで一番赤くなっている柿を指差した。




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