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はるまき-映画とその周辺(1)

2008-10-14 07:23:00 | 日記
はるまき-映画とその周辺(1)

南極日誌
mackychan
すげー。
意識的に韓流に背を向けている感もある、韓国の「顔力」俳優、ソン・ガンホ。
彼が仕掛け人となって制作された『南極日誌』。
昨日の朝日の映画評にも取り上げられていましたが、凄い映画です。
すげーすげーと連呼するのは、あまりにも語彙が乏しいですが、いやぁ、凄いものは凄い。
雪の世界の『Uボート』かな。
『皇帝ペンギン』と同じ日に観ましょう。
過酷で、さむーくなりますよ(笑
2005-08-26 10:29:17 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:南極日誌
haruniwa
すげー映画のご紹介ありがとう。すげー見たいけど、ねぇ。

私寒いの苦手で。「八甲田山」劇場で見たときもすげー寒くなってふるえた。あれって、あとで聞いたところによると、観客に寒さを感じさせるために、映画館が冷房をスゲー強くしたんだってね。ふるえてソンした。

こわいのも苦手でね。「シュリ」見始めて1時間のところで、気分わるくなって席をたった。トイレにかけこんで吐いた。

このときは映画館がわるいのではなく、直前に食べた「半額セールのとろろそば」があたったらしい。蕎麦であたるなよお。

シュリのソン・ガンホ、よかったけどね、なにしろ「とろろそば」が悪者で。

「南極日誌」のソンガンホ、「四月の恋」ヨン様に負けンナヨー、パンニ ハム ハサムニダ!!
2005-08-26 20:22:58 ページのトップへ コメント削除

Re:南極日誌
haruniwa
恋→雪
2005-08-27 23:25:33 ページのトップへ コメント削除

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さゆり
mackychan
続けて映画紹介。

『さゆり』
数年前、原作が話題になりましたね。
やっぱり海外では、こういう物語が好評を博すのね。
読まれました?
自分、あんまり興味はもてなかったなー。
ただ映画版は、『シカゴ』の監督だしスピちゃんが絡んでいるので、派手な演出と達者な俳優陣の演技力で物語のヘンテコな部分をごまかしてくれるのかも(変な期待の仕方だ・・・
それにしても。
やっぱり主役は、日本の役者さんで観たかったなー。
ライバル役の工藤夕貴、なぜ主役になれなかったのかな。やっぱり華がなかった?
http://www.movies.co.jp/sayuri/
こちらで予告編が観れます。長いけれどね、この予告、友人が作ってます。

ついしん。
電柱のビラ剥がしのバイトをやっていた時、やっぱり高級住宅街は、やり辛かったわー。
被害妄想かもしれないけれど、汚らしい格好をした自分ら(剥がして粉々になったビラってね、裏面に糊が付着していたわけで、自然と作業着に付いて、だから物凄く汚く見えるの)を、通行人がね、本当にゴミを見るような目つきで、避けるように歩いていたっけ。
2005-09-04 01:02:24 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:さゆり
haruniwa
予告編見てきました。スピルバーグ制作とマーシャル監督で、どんな日本が画面にでるのか、興味しんしんです。原作読んでません。

工藤夕貴『ヒマラヤ杉に降る雪』がもうちょいとヒットしていれば、主役の目もでたかもしれないのに。
ほかの日本の女優さんでは、英語のセリフがおぼつかないだろうし。口うつしのカタカナ英語でなく、作品の内容をきちんと監督たちと論議できるくらいの英語力を持っている若手女優が、ほかにいないてってのがね。
ハリウッド進出して失敗した島田陽子などに比べたら、工藤夕貴は、英語、ちゃんと身につけたと思う。

チャンツィイーは、『初恋のきた道』以来、ほかの作品はみてないから、CMで見ている大人の魅力がどんなふうになっているのか、見たい。

笑わないでききなさいよ。私、20代ではテレサテンに似てるといわれ、30代のころはコンリーに似てると言われたの。だから、きっと大陸系の顔なのかも。

今週は『八月の鯨』をくりかえし見てました。
視覚障害(全盲)の友人のリクエストで、ノベライズを試みたんです。

洋画を見たくても、吹き替え版がない映画、字幕だけだと、視覚障害者はまったく内容がわかりません。
字幕朗読をしてほしいとたのまれたのですが、リリアンギッシュやベティデイビスの絶妙なセリフ術をぶちこわして私が字幕を朗読するよりは、いいかと思って、ノベライズしてみました。

私たちが図書館で視覚障害者のための朗読ボランティアをしたり、朗読テープをつくるとき、著作権保持者が「視覚障害者のための朗読テープ作成に関しては、著作権を放棄する」という一文を出版社に入れてくれる場合もあります。理解ある作家もいるんですけれど、映画などでは、著作権関係も複雑だから、どうなるのか、これからの勉強したいところです。

視覚障害者用の音声対応で、うまく聞き取りができるといいのだけれど、この方面の技術的なことが、わからないので、これも、今後の課題です。

著作権の関係などあるので、秘密のアプロードですけれど、まっきーさん、時間ある時に読んでみて、画面がちゃんと思い浮かぶか、チェックしてみて。
http://www2.ocn.ne.jp/~haruniwa/eiga0509thewhaleofaugust.htm
まずい点をご指摘ください。
2005-09-04 16:58:22 ページのトップへ コメント削除

Re:さゆり
mackychan
わぁ凄い。
今度の休日に、プリントアウトして読んでみます。
既にお気に入り登録したので、問題あったら、リンク切って大丈夫ですよー
2005-09-04 17:44:38 ページのトップへ コメント削除

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あぁ、見沢知廉
mackychan
ただいまっ♪
とっても楽しいメンテでしたわ。
パソ君も、それほど不機嫌ではなかったし、チョコちゃんの心地良いおけけを触ってきました。
まぁ詳しくは、ちよさんレポートで。

んで。
帰ってきて風呂入って酒飲みながら、夕刊を繰っていたら、飛び込んできた見沢知廉の自決。
サイン会にも行ったの。あれは、『天皇ごっこ』の時でした。
合掌。
2005-09-09 05:15:09 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:あぁ、見沢知廉
haruniwa
9月8日歌舞伎座へ行く途中、地下鉄の売店で目に入ったのが大きな「有名作家自殺」のみだし。見沢の名が見えたので、あまりに大きなみだしなので、つい、いつもは買ったりしない夕刊フジを買ってしまいました。

ところが、記事は、家に帰って宅配夕刊に書いてあったのと、同じ程度の記事で、ただ、「同居の女性がとめるのをふりきって飛び降り自殺」とあっただけ。

私、彼の特異な経歴をしっていただけで、作品は読んでない。
まっきーさん、サイン会に行ったって、すごいな。ファンだったの?よしりん好きと重なるのかな。

2005-09-10 00:21:54 ページのトップへ コメント削除

Re:あぁ、見沢知廉
mackychan
少しかぶるかもね、よしりん好きと。
最近、マンガとは言えなくなってきたよしりんに関しては、もうちょっとギャグマンガも描いてよーって思うのですが。
見沢さん好きは、あれです、故・奥崎さんがね、彼の著書を(獄中で)読んで、文中に出てくる見沢さんのお母様に惚れて、獄中からプロポーズの手紙を送った・・・という話を知ってから、読みました。
2005-09-10 01:06:21 ページのトップへ コメント削除

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あの~・・・PART2
mackychan
三百人劇場、閉館。
74年開館・・・って、自分の同い年か。

もう1つの岩波ホールみたいでしたよね、寂しい。

何だかこうして、誰かが亡くなったり、何かが潰れる度に書き込んでますなぁ(苦笑

今夜は飲み会です。
早く寝ようっと
2005-09-14 10:14:00 返信フォームへ 掲示板へ戻る
三百人劇場椅子の数は280席
haruniwa
八月末に、三百人劇場劇団昴稽古場公演を見に行ったときは、ホールで「ソ連映画特集」をやっていました。

建て替えの資金がないということなので、土地を売って、もっと田舎に建てるのかも知れませんが、千石という地の利がある場所から、どこへ行くのでしょうか。

自分と同じ生まれのものって、なんだかもう一つの自分の歴史みたいに感じること、ありますよね。そか、まっき~さんと同じ年なの。

ビルは30年もたつと、配管とか電気系統とかだめになるっていうしね。
8月の稽古場公演の途中で、停電になったのを思い出しました。
2005-09-14 18:29:35 ページのトップへ コメント削除

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亀も空を飛ぶ
mackychan
またまたまた、映画情報。

デビュー作『酔っ払った馬の時間』からして、奇妙なタイトルでしたが、この監督は、怒っているにも拘らず、タイトルを凝る余裕やアメリカ軍から軍機を調達する賢さも持っています。
それにしても、素人さんたちの「目力」は、相当なものです。

本作を見て、改めて思いました。
(自分にとっての)映画って、こういう、社会に対してファック・ユーと叫ぶような物語でなきゃ・・・って。
http://www.sanmarusan.com/kame/
2005-09-26 10:13:07 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:亀も空を飛ぶ
haruniwa
高野悦子ファンだから、岩波ホールは欠かさずみたいところなんだけど、前回のは6時間という長編におそれをなして、見に行けなかったし、『わたしのシネマライフ』という高野悦子の自伝エッセイもまだ読み終わっていないし。ファンといいながら、ただのミーハーファンだから。

クルド人問題は、1990年の湾岸戦争あたりから人々に知られるようになったけれど、ギュネイ『路』もゴバディの『わが故郷の歌』も未見。

難民認定拒否などでたまに新聞に載るときだけ「あ、そうそう、クルド人、苦労してんな」と思うのだけれど、やはり、映像で表現する力は大きいと思う。

元気あるとき、見に行きたいよ。
そして、神保町の交差点で、「ふぁっくゆー」と叫ぶぞ。
2005-09-26 19:01:37 ページのトップへ コメント削除

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アヴァンギャルド
mackychan
パンクがもはやパロディにしか成り得ないように、アヴァンギャルドと呼ばれる表現も、もはやパロディだ・・・という意見も聞かれますが、今見ても、寺山の尖がった、ある意味で分かり易い映像世界は有効だと思います。
『田園』も好きですが、物語があってないような『書を捨てよ』の方が好きかな。
初めて観たのは、確か17で。スクリーンから語りかけられると、ドキッとしますね
2005-10-11 05:27:25 返信フォームへ 掲示板へ戻る
寺山修司
haruniwa
 まっき~さん17歳で見たの?14、5年も前。寺山が死んで数年ってころのことだね。

 83年5月4日に寺山が亡くなったとき、私は娘を実家で生んで、実家の元の自分の部屋で赤ん坊といっしょに寝ていました。

 赤ん坊はこのとき「胎毒が出た」という状態だったらしく、髪の毛が全部抜け、顔には吹き出物ができて、『田園に死す』の中で、川に流される「まびき子」のようでした。

まびき子のまどう真昼野 修司死す(春庭)

 たった今即興でひねった一句、うまいね!

 死ぬ少し前、下町の路地を歩いていた寺山は、家の中をのぞき込んだ「不法侵入」のカドで訴えられたりの警察沙汰をおこしたことを思い出します。下町散歩の好奇心が強すぎただけであって、「のぞき」やったっていうニュアンスの新聞報道はちがうと思った。立件はされなかったと思う。

 わたしにとって、寺山は第一に歌人でした。つぎに劇作家でした。
 第三に寺山は、タモリによってその青森なまりをパロディとして模写されるネタでした。

 演劇に関しては「天井桟敷」の同時代に生まれて、リアルタイムで劇を見ることができたことを、喜ぶ者です。

中学校の演劇部を指導していたとき、演劇部員だった教え子が、寺山に抜擢され、『中国人の不思議な役人』に出演した。

 フリークが大好きだった寺山は、彼女の異常にガリガリにやせた体に対して、「ぜったいに太るな」と釘をさしたのだって。太る場合なら、『田園~』のなかの春野ますみが演じた風船女みたいに小錦より太く太ればいいんですけど。フツーはダメ。
2005-10-11 20:09:55 ページのトップへ コメント削除

寺山の映画
haruniwa
 映画作家としては、評価したいと思ったことが有りませんでした。たぶん、『田園に死す』を見た頃、このような表現の方法をこそばゆく感じるような気分が自分にあったのだろうと思います。

 それで、寺山が死んでから一度も映画を見直したことはなかったのです。まっき~さんが言うように

> パンクがもはやパロディにしか成り得ないように、アヴァンギャルドと呼ばれる表現も、もはやパロディだ

としか感じられない時代でしたからね。

 数年前にビデオで『上海異人娼婦館/チャイナドール」(1981年)』を見て、ああ、機会があったら、寺山の映画、劇場で見たいなあと思っていました。
  池袋新文芸座でやっていたので、10/10、雨の中、見にいってきました。

 映画の細部などまったく忘れていて、ところどころの画面で、あ、このシーン見たよな、とおもいだすくらい。
 『田園~』のなかの短歌朗読は、寺山自身の声らしい青森なまりのアクセントであるのが、とてもいい感じ。

 最後の1971年の東京の町のシーンが、30年以上たってみると、すごくなつかしいので、自分の感じ方がおかしかった。

 そして、『書を捨てよ~』は、初めてみたの。
 エンディングロールに、クレジットがでないで、役者スタッフ全員の顔が延々と続いて、最後に寺山の顔と美輪明宏が映った。あの、照れたような斜めから視線をなげる寺山の顔なつかしかった。

 寺山修司、46歳の死は早かったけれど、早世は伝説のモト。

 2003年10月に詠んだ、寺山修司オマージュの春庭の句です。

我も手に釘打ちぬいてみる修司の忌(春庭)
2005-10-11 20:10:01 ページのトップへ コメント削除

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